2016年1月6日水曜日

ANAのダブルマイルキャンペーンは活用すべき!?

対象者限定のダブルマイルキャンペーン。2015年にプラチナ基準に到達した私は対象外でしたが、プレミアムサービスメンバー未達の家族分には2016年1-3月分のダブルマイルキャンペーンが実施されています。(キャンペーン対象者になるためには、キャンペーン参加登録開始時点で10,000PP以上獲得し、30,000PP未満である必要がありそうな感じです。)




当該期間に修行を敢行する場合、キャンペーン対象の羽田=那覇と対象外の羽田=石垣ではどちらがお得なのか見てみましょう。


まず、羽田=那覇、プレミアムクラスの最安はプレミアム株主優待割引運賃で30,190円です。
この場合、区間基本マイルが1,230マイルで、ANAカードワイドゴールド保有の場合はボーナスマイルが307マイル積算されます。そして、期間中に国内線を10区間以上利用すると、さらに1,230マイルが積算され、合計2,767マイルになります。(積算時期は同時ではありません)

マイルはプラチナ到達後、1.7倍でANA SKY コインに交換することを前提で計算すると、約4,703円相当になり、獲得できるプレミアムポイントは2,860PPなので、(30,190円-4,703円)÷2,860PPでPP単価は実質約8.91円という計算になります。



次に、羽田=石垣、プレミアムクラスの最安はプレミアム旅割28で、便や曜日によって異なりますが、平日の羽田発NH89便が34,890円、折り返しNH90便が30,390円、NH91便と折り返しNH92便が32,890円ということが多いです。(プレミアム株主優待割引運賃は39,790円)


NH89便の場合、羽田=那覇と同様に計算すると1,530マイル+382マイルの1,912マイルが積算されます。ダブルマイルキャンペーンの対象路線ではないので、キャンペーンマイルは積算されません。

よって、1,912マイルは約3,250円相当になり、3,460PP貯まるので、NH89便のPP単価は約9.14円になります。同様に計算するとNH90便が実質約7.84円、NH91便/NH92便が実質約8.56円になります。(89便と90便で羽田=石垣を往復すると実質約8.49円、91便と92便で羽田=石垣を往復すると実質約8.56円)


しかし、ここで気になるのが、何度か触れてきて、個人的には修行における最大のネックともいえる、折り返し便なので同じCAさんが乗務する機材で羽田→石垣→羽田と移動しなければならないということです。羽田=石垣はB767-300かB787-8で運航されますが、那覇=石垣はB737-500やB737-800、関西、中部=石垣はB737-800といった小型機で運航されることが多いので、中型機の羽田=石垣は基本折り返しになります。


また、NH89便で石垣到着後、NH92便まで時間を潰すとしても、石垣空港にはANAラウンジやカードラウンジがないので、レストランやコーヒーショップで約5時間過ごさなくてはなりません。ラウンジであれば無料で飲み物やおつまみ系スナックがありますが、レストランやコーヒーショップに入るには何か注文しなくてはならないし、ワンドリンクで長居するのは忍びないです。


個人的な結論としては、羽田=那覇は株主優待券が必要なので、無料で取得した優待券を使うことが前提になりますが、羽田=那覇、羽田=石垣ともにPP単価は実質8円台になるので、ダブルマイルキャンペーン対象であれば急な予定変更でも便数が多く、折り返し便を避けても待ち時間は長くならない羽田=那覇の方が良いと思います。羽田=那覇であれば食後のアイスクリームも出ますしね。



株主優待券(優待番号ご案内書)を使わずにSFC修行

SFC修行(プラチナ/ダイヤモンド修行)において株主優待券(株主優待番号ご案内書)は必須アイテムです。ネットオークションの相場は直近では1枚4,000円前後です。



私が羽田=那覇を飛び回った2015年10月から12月は、株主優待券の相場がやや高止まりで1枚5,000~6,000円でした。

それでも、12月2日頃までは羽田=那覇のプレミアムクラスはプレミアム株主優待割引が30,190円、プレミアム旅割28が39,800円~でしたので、この状態ならば、優待券が高くても購入し、プレミアム株主優待割引運賃で予約した方が費用が安く抑えられ、予約変更もできるので使わない理由はありませんでした。


しかし、12月3日頃から年末年始に入る前の12月28日頃までの期間、プレミアム旅割28が35,090円で予約できました。この場合、予約変更ができないリスクはありますが、同期間のプレミアム株主優待割引運賃が31,090円だったので、自身のANA株保有分として送られてくる株主優待券で足りない分はプレミアム旅割28を購入しました。


2016年に入り、現時点で予約できる3月までの期間、プレミアム旅割28は39,800円~となっているため、再び株主優待券を購入してでもプレミアム株主優待割引運賃の方が最安運賃という状態に戻ってしまっていますが、GW前の4月前半、GW後から夏休みシーズンが始まるまでの5月中旬から6月末頃までのどこかで、プレミアム旅割28が値下げされる期間があるかもしれません。

さらに、11月から12月は1年の中で最も需要が弱い期間らしいので、今年も12月にそういった期間があるかもしれません。



羽田=那覇以外にも、羽田線でいえば、富山、小松、能登、大阪(伊丹/関西/神戸)、広島、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、石垣といったプレミアム旅割28が設定されている路線はプレミアム株主優待割引運賃+4,000円(株主優待券の相場)よりも、プレミアム旅割28で予約した方がコストを抑えることができます。その中でも羽田=長崎、鹿児島は約20,000円の運賃で1,900PP獲得できるので、PP単価は羽田=那覇の10.55円とほぼ同等になり、羽田=石垣は石垣12:00発のNH90便(ANA90便)がプレミアム旅割28が運賃30,390円で3,460PP獲得なので、PP単価は約8.78円になります。

他にも、関西発着の那覇線、石垣線もプレミアム旅割28が最安で、PP単価も8円台の便が意外とあるので、以前「国内線での修行路線②」で触れたような路線をプレミアム旅割28を駆使して飛び回るのも良いかもしれません。