2015年12月14日月曜日

国内線でのSFC修行路線②

PP単価を下げることができる「SINタッチ」は0泊3日の超強行スケジュールで、現状のダイヤではシンガポールで24時間以上時間を潰さないと割引運賃にならないことに加え、羽田→那覇→羽田/成田→シンガポール→成田=空港間移動=羽田→那覇→羽田にしないと、最後の那覇→羽田が4日目にずれ込んでしまいます。

また、0泊3日(もしくは4日)で羽田=那覇のプレミアム株主優待割引運賃で往復と、那覇発着のシンガポール線の国際航空券の合計運賃が120,560円で14,624PP獲得できます。

PP単価は約8.24円と比較的安く上げることができますが、0泊3日(もしくは4日)を費やして14,624PPというのは本当に効率的なのか疑問です。(もっと楽してお得にPPをゲットできた先人方がうらやましい限り)


では、国内線のみを利用した(2泊3日でも良いですが、ホテル代がもったいないので)0泊3日のSINタッチと同じ所要時間でより多くのPPを貯めることを重視したスケジュールを組んでみました。


関西=那覇線のPP単価が安く抑えられそうなので、関空か那覇周辺のホテルに宿泊するのも良いですが、空港からの移動費、ホテル代を考えると厳しいので、夜間は24時間営業のKIXエアポートラウンジで過ごします。



1日目 2016年2月平日 《羽田→那覇→関西→那覇→関西》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH0993 羽田 6:40 那覇 9:25 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

1日目は羽田始点なのでプレミアム株主優待割引で那覇に向かい、那覇到着後は那覇と関西を行き来して最終的に関西に向かい、夜間はKIXエアポートラウンジで過ごします。

もちろん、安いホテルを探してしっかりと眠り、翌日に疲れを残さないのも手です。



2日目 2016年2月平日 《関西→那覇→関西→那覇→関西》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH1731 関西 9:00 那覇 11:15 プレミアム旅割28 22,200円 2,247PP 9.87円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

2日目はPP単価の安い関西=那覇を2往復します。夜間は1日目同様にKIXエアポートラウンジで過ごします。関西=那覇にこだわらず、福岡=那覇などを組み入れると多くの便数をこなし、多くのPPを獲得できますが、PP単価が悪いので割り切って空き時間はANAラウンジでゆっくりします。


3日目 2016年2月平日 《関西→石垣→羽田》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH1747 関西 8:35 石垣 11:20 プレミアム旅割28 29,100円 2,822PP 10.31円
NH0090 石垣 12:30 羽田 15:15 プレミアム旅割28 30,390円 3,460PP 8.78円

3日目は疲れもあるので手っ取り早く帰ります。関西から石垣に向かい、1時間10分の待ち時間で石垣=羽田を利用し、夕方には自宅に戻り、夕飯も自宅で取ります。


運賃は土日・祝日はもちろんですが、金曜や祝日前日の夕方に観光地方面行きの運賃は高めの設定なので、基本的に月曜~水曜などの平日で行います。
また、同じ区間でも時間帯や曜日によって運賃が異なる場合があります。



3日間の合計運賃:235,280円、合計獲得PP:24,871PP、PP単価:約9.4円になります。
運賃に加え、KIXエアポートラウンジの利用代金が約8,000円(6時間パック+シャワーを2日分)が必要になります。

代金は0泊3日のSINタッチよりも約10万円ほど多く必要になりますが、同じ0泊3日でPPは約10,000PP多く獲得できます。


今回の0泊3日の国内線修行を2回行えば49,742PPを獲得できるので、あと1往復、どこかに旅割75などの割引運賃で利用すれば「プラチナ」達成になります。

もちろん、仕事やプライベートである程度飛行機を利用する機会がある場合は1回行えば「ブロンズ」達成だったり、2回目は沖縄1往復で済むという場合もあると思います。

国内線でのSFC修行路線①

タイトルではSFC修行路線としましたが、マイルからSKYコインへの最大交換レートがSFC会員は1.6なのに対し、プレミアムサービスメンバーであれば「ブロンズ」でも1.7と0.1倍の優遇、プレミアムサービスメンバーだけの特典である「アップグレードポイント」を考えると、最低でもプレミアムサービスメンバー「ブロンズ」、あわよくば「プラチナ」を維持したいという欲望が沸きつつある今日この頃。


2015年に思い立ってSFCを目指したのであまり深く考えず、不足分を羽田=那覇で往復しましたが、獲得PPとにらめっこしながら運賃を検索すると色々とお得な路線がちらほら出てきます。


特に多いのが関西空港発着路線です。

関空は格安航空会社(LCC)のPeach、ジェットスタージャパンがハブ空港として国内線も日本全国の主要路線に就航しているため、発着枠がキツキツで昼間の時間帯にLCCが入りこむ余地のない羽田よりも競争が激しいためだと考えています。(※個人の見解です)


では、羽田が最寄り空港の人間が関空発着便で効率よくプレミアムポイントを獲得するためにはどうすれば良いのか、結果的に分かったいくつか条件があります。まずはその条件を紹介します。

①羽田⇔関空路線は使わない
前後にPP単価が良い路線を付けても羽田⇔関空はPP単価が良くないので無駄になる。

②0泊2日の行程として、関空のKIXエアポートラウンジで夜を明かす
2日目に8:00発の関空=新千歳便を使いたいので、1日目深夜に関空着で組みます。

③1日目に折り返し便で同じCAさんになる可能性がある
0泊2日で集中的に飛び回るので、どうしても折り返し便に乗らざるを得なくなります。


では、それらの条件をもとに組んだ行程がこちら


- 1日目/2月9日 -
便名 出発地 出発 到着地 到着 利用クラス 運賃 獲得PP PP単価
NH993 羽田 6:40 那覇 9:25 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

1734便と1737便は同一機材の折り返し便なので、同じCAさんの担当になる可能性があります。ただし、当日は那覇→福岡→那覇→関西と運航してきた機材なので、関西で乗務員の交代が行われることも十分にあり得るので、可能性は半々でしょうか。
また、21:45に関空到着から翌日8:00までの時間、関空内で時間を潰す必要があります。その際、便利なのがKIXエアポートラウンジです。ブース席6時間パック+シャワーで3,400円なので、関空到着後に空港内で23:00頃まで過ごし、そこから6時間パックで朝5時頃までKIXエアポートラウンジで過ごします。その後、5時半頃から搭乗手続きをして、出発時間まではANAラウンジで過ごします。関空から移動してりんくうタウンなどのビジネスホテルも選択肢としてはありますが、移動の電車賃などを考慮するとKIXエアポートラウンジがよさそうです。
 
- 2日目/2月10日 -
便名 出発地 出発 到着地 到着 利用クラス 運賃 獲得PP PP単価
NH1711 関西 8:00 新千歳 9:50 プレミアム旅割28 20,700円 2,065PP 10.02円
NH1693 新千歳 10:45 那覇 14:40 プレミアム旅割28 35,200円 3,892PP 9.04円
NH472 那覇 16:45 羽田 19:00 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円

2日目も関西=那覇を往復する行程を入れても良いのですが、気分転換で新千歳に飛び、そこから那覇に向かいます。新千歳から那覇までは約4時間かかるので昼食後に長めの昼寝で疲れを貯めないようにします。ただ、1711便と1693便は同一機材での折り返し便になることが多く、関西から乗務を始めたCAさんが新千歳で降りることは考えにくいので、那覇=関空の折り返し便以上に同じCAさんが担当する可能性は高そうです。



以上のように0泊2日の行程で合計運賃が177,980円、獲得PPが18,418PPとなり、PP単価が9.66PPになります。 羽田=那覇以外はプレミアム旅割28なので予約変更はできないものの、株主優待券は2枚で済むので、優待券を調達する手間とコストも省けます。 次回はもう少し関西=那覇を駆使したらどうなるのか検証し、結果が良さそうなら紹介します。