羽田=福岡はANA自社便も多数運航されているので、SFJ運航便を予約しなければならないということはありませんが、北九州は全便SFJ運航便のコードシェア便、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島になるとANA便とSNA便(ソラシドエア)のコードシェア便がほぼ半々なので、時間帯によってはコードシェア便を選ばなくてはならないというケースも出てきます。
また、コードシェア便をANA便として予約しようとすると旅割75や旅割55は空席がなく、旅割28や特割しか残っていないのに、運航会社のサイトから空席照会すると数千円安い席種が予約できることがあります。
ただし、プレミアムメンバー、スーパーフライヤーズカード会員がコードシェア便をANA便として予約するとプレミアムチェックインやラウンジ、手荷物の優先取扱といった各種特典が利用できたり、ANAマイレージクラブにマイルやプレミアムポイントを貯めることができますが、SFJ便、SNA便として予約してしまうとそういった特典が受けられなくなってしまうので注意が必要です。
では、コードシェア便を利用する際、プレミアムメンバー、SFC会員のANA国内線座席指定の優先はどのようになっているのか、当面先になりますが、福岡空港、もしくは多少距離は伸びますが熊本空港からのアクセスもできなくはないので、今回は羽田=熊本の座席指定を見てみたいと思います。
◆ANAカード(一般カード)会員として予約
2013年に羽田=大分のソラシドエア運航便をANA便として利用した際はANAカード会員であれば前方座席も事前指定できたのですが、こちらも2014年冬ダイヤからのANA便同様に前方座席は指定できなくなってしまったようです。現時点で指定できる最前方は14列目の6席と18列目から23列目の機体右側となっています。
◆プラチナメンバーとして予約
プラチナメンバーとして予約すると機体右側の前方2列目から指定できます。まだ4か月以上先の便なので1列目は指定済みではなく、ダイヤモンドメンバー向けにブロックされているのだと思われます。3、4ブロック目はANAカード会員と空席状況は変わらないので、ソラシドエア運航便にも「ANA国内線座席指定の優先」が存在し、対象は機体右側の前方から4列の12席となると思われます。
◆ソラシドエア運航便をソラシド・スマイルクラブ会員として予約
以前、羽田=大分を利用する際、ソラシドエアのマイレージにも登録だけはしておいたので、SNA便として予約してみました。ソラシドエアにもANAカードのようなSolaseed Airカード、プレミアムメンバーサービスのようなソラシドファーストメンバーズというサービスがあるようなので、それらの会員向けに前方座席がブロックされているのかは定かではありませんが、一般のソラシド・スマイルクラブ会員としての予約であっても2列目、3列目から指定できます。
また、プラチナメンバーがANA便として予約した際に指定できるエリアが丸々指定できなくなっているので、機体右側の1~4列、18~23列の10列30席と14列目6席の合計36席はANA便として予約しないと指定できない座席のようです。
こうして実際に確認してみると、SNA運航便であってもANA便として予約すればプレミアムメンバー、SFC会員としての特典は一通り受けることができ、ANA国内線座席指定の優先として前方座席にも事前指定可能なエリアが設定されているようです。言い換えると、ANA便として購入した乗客は機内の特定エリアに集中しているということになります。
とはいえ、九州路線はスターフライヤー、ソラシドエアとのコードシェア便が多く、コードシェア便を選ばざるを得ないということも十分にありえるので、SFC会員としては一安心と言えるかもしれません。
機会があれば羽田=新千歳のエアドゥ運航便、羽田=福岡、北九州などのスターフライヤー運航便のコードシェア便についても検証してみたいと思います。
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