2015年12月30日水曜日

「プレミアムサービスメンバー」にできて「SFC会員」はできないもの

50,000PP到達から約10日。「プラチナ事前サービス」として、2015年度用「プラチナサービス」のステイタスカードとサービスガイドが到着しました。封筒の厚みはブロンズとあまり変わりませんが、「ANAスーパーフライヤーズ(SFC)のご案内」も同封されていました。

これから先、2015年度の事前サービスと2016年度の本サービスで、少なくとも2017年3月末まで「プラチナサービス」を利用でき、然るべきタイミングでSFCへの切り替えを申し込み、無事発行されれば基本的なサービスは半永久的に受けることができます。

 
 
 
SFC会員になってしまえば基本的なサービスは受けられるので、SFC取得のために1年だけいわゆる修行を行い、50,000PPの「プラチナサービス」を目指すのですが、「プレミアムサービスメンバー」では受けられるのに、「SFC会員」では受けられないサービスをまとめてみます。


1.ANAゴールドカード特別ボーナスマイル
「プレミアムサービスメンバー」期間中に対象のANAカードを継続すると通常のカード継続ボーナスマイルとは別に2,000マイルが積算されます。


2.マイルからANA SKY コインへの交換倍率の優遇
SFC会員はゴールドカードと同様に、50,000マイルが80,000コインで1.6倍ですが、「プレミアムサービスメンバー」であれば50,000マイルが85,000コインの1.7倍で交換できます。


3.ANAアップグレードポイント
「SFC会員」、「事前サービス」では提供されないので、継続してアップグレードポイントを利用したい場合は最低でも「ブロンズサービス」基準の30,000PPに到達しなければなりませんが、「SFC会員」が「ブロンズ」に到達すれば10P(ANAグループ運航便で30,000PPの場合)+SFC特典の4Pの合計14Pが付与されます。


4.アップグレードポイントからSKYコインへの交換
アップグレードポイント1PをSKYコイン 1,000コインに交換できるので、「SFC会員」が「ブロンズ」にANAグループ運航便で到達した場合、14Pが14,000円相当のANA SKY コインに交換できます。



SFCを取得した(取得する)という方は毎年、航空機の利用機会がそれなりにあると思われるので、これらの特典を得るために丸々30,000PP分の修行フライトをするということはないと思いますが、ある程度PPが獲得できそうなら数回の修行フライトで「ブロンズ」を取得したり、一定量貯まったマイルを1.7倍のレートでコインに交換するために数年おきに「ブロンズ」を取得するというやり方も「あり」かもしれません。


2015年12月28日月曜日

空港でのANA American Express カードの勧誘

早朝、夜間の出発・到着が多い私の場合、空港でのANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード の勧誘に遭遇することは稀なのですが、時々遭遇してしまいます。
空港の出発ロビーにブースがあり、その周辺を勧誘用のリーフレットを持ったお兄さん、お姉さんが獲物を狙ってうろうろしています。

できればスルーしたいところですが、絶妙な立ち位置で待ち構えていて、やり過ごそうとしても

AMEX「ANAのマイレージは貯めてらっしゃいますか?」
私(間に合ってますし、先を急ぐのでという雰囲気を出しているつもりで)「はい」
AMEX「マイレージカードはクレジット付きですか?」
私「ANAカード持ってるので大丈夫です。」
AMEX「そうですか!では記念品だけ受け取ってください。」

そういってAMEXとANAのロゴが入ったボールペンがもらえます。



しかし、これが罠です。
ボールペンを手渡しながら、矢継ぎ早に質問攻勢です。

AMEX「ちなみにカードのブランドはどちらですか?」
私(VISAもJCBも持ているけれど、ゴールドはJCBなので)「JCBです。」
AMEX「この機会にAMEXのゴールドなんてどうですか?」
私「JCBゴールドなんで。」(もう終わりにして)
AMEX「ということは、月々のお支払いも結構まとまった額になりますよね?」
私「まあ。」
AMEX「今日の航空券はご自身で購入されたんですか?」
私「そうです。」
AMEX「あっ!そうなるとAMEXのゴールドの方がマイルもたくさん貯まりますし、キャンペーンで入会3か月で〇〇万円ご利用いただけると2万云線マイルもらえるんですよ。」
私「(^_^; ・・・」
AMEX「いかがですか?」(半ば今すぐ入会手続き進めようといった感じ)
私「もう時間なんで」
AMEX「何分発ですか?」
私(12時15分頃に)「40分なんですよ。」
AMEX「あー、本当ですか。わかりました。またお願いします。」


私はAMEXは作る気もなく、断り切れず話を聞いてしまった訳ですが、AMEXからしたら脈ありの感じだったのでしょうか?


とはいえ、今回のボールペンが今年2本目なのは秘密です。

2015年12月23日水曜日

ペットボトルリサイクルでANAマイルが貯まる

>> http://www.tomra.co.jp/retailer/retail-customer-cases/7andi/

ご存知の方も多いかと思いますが、イトーヨーカドーやヨークマート、ヨークベニマルの店頭に設置されているペットボトルリサイクル機でANAマイルやANA SKYコインが貯まります。

直接ANAマイレージクラブにマイルが積算されるのではなく、リサイクル機に電子マネーnanacoのICカードやnanacoアプリをインストールした携帯電話をタッチして、認証させてからペットボトルを投入すると、1本につき2RP(リサイクルポイント)が貯まり、500RPはnanacoポイント50Pに交換できます。

貯まったnanacoポイントはnanacoにチャージして1ポイント1円として利用することもできますが、500Pを250マイルもしくは、500 SKYコインに交換することもできます。

250本のペットボトルをリサイクルすると50円分のポイントが貯まることになるので、やや気の遠くなる作業ですが、自治体の資源ごみで出しても自分の懐へのリターンはないので、「塵も積もれば山となる」といった感じです。



そして、nanacoにチャージして利用しても、ANA SKYコインに交換しても1ポイントは1円相当なので、どちらで利用しても価値は変わりませんが、マイルで特典航空券に交換すれば1マイルが数円分の価値になる場合もあります。

ただし、プレミアムサービスメンバーやスーパーフライヤーズカード(SFC)を目指すうえで、特典航空券の利用はご法度なので、ANA SKYコインとして利用することになります。



それでも、家の中にあるペットボトルをまとめてリサイクルし、その一部が航空運賃の一部になるうえに、家事に協力的になることで家庭円満の一助にもなると思います。どこぞのクレジットカードのCFではありませんが、ペットボトルリサイクルがもたらす価値はpricelessですね!?




2015年12月21日月曜日

プラチナ事前サービス開始と羽田空港の駐車場



50,000PP達成翌日、ブロンズ仕様のまま「来年度プラチナサービス基準に到達しました」となり、その翌日(達成翌々日)に「プラチナ事前サービスをご提供いたします」と画面もプラチナ仕様になりました。


これで、今年度の2016年3月31日までの事前サービスと、来年度2016年4月1日から2017年3月31日までプラチナサービスを受けることができ、いずれかの時点でスーパーフライヤーズカード(SFC)を申し込み、無事発行されれば基本的なサービスは永続的に受けることができることになります。


事前サービスでは利用できないアップグレードポイントを始め、事前サービスでも利用可能な国内線でいえば、PREMIUM CHECK IN(専用の手荷物カウンターと専用保安検査場)、ANAラウンジの利用、手荷物の優先返却など、フライトに付随するサービスは実際にプラチナのステイタスカードが到着するまでは利用できませんが、羽田のP3駐車場の優先予約が利用できそうなので確認してみました。



通常のP2・P3予約サービスからアクセスした場合の予約状況。
祝日の23日、週末の連続予約、年末年始は満車です。



次に、プレミアムサービスメンバーサイトの「羽田空港駐車場の優先予約」 からアクセスすると予約状況は以下のようになりました。通常は満車の週末も連続した予約もできますし、年末も30日までは予約可能です。




ここで、羽田空港の駐車場について。



画像は第2ターミナルの中央部分です。搭乗ゲートは向かって左側の北ウィングの51番ゲートから、右側の南ウィングの73番ゲートと、それぞれにバスで移動しタラップで搭乗するバスゲートがあります。

駐車場から連絡通路を使うと、P3からは保安検査場▲B付近に、P4からは▲D付近に出るので、プレミアムサービスのP3優先予約を利用して、当日の搭乗ゲートが65~73番ゲートになるとかなりの距離を歩くことになります。逆にP4を予約し、当日の搭乗ゲートが51~60番ゲートになると歩く距離が長くなります。


年末年始、GW、お盆などの大型連休や夏休み期間中の週末などは数日間止めっぱなしという車も多くなり、念のため予約しておいた方が安心ですが、P4には普段はクローズされていて、繁忙期やP4が満車になった場合に開放されるP4別館があるので、早朝から午前中の早い段階であれば予約なしでも満車で入れないということはないと思います。

先日は週末早朝のNH461便でしたが、5時半頃に到着でP3もP4も「空」となっているのはもちろんのこと、P4の連絡通路直結の4階にもまだまだ空きがありましたし、それ以外の階も全層空車でした。(もちろんP4別館は開放されていません)

予約料金は1回1,000円なので、予約なし24時間1,500円と予約あり24時間2,500円を比べると少し早起きして予約なしの方が断然お得で、まさに「早起きは三文の徳」ですね。

2015年12月14日月曜日

国内線でのSFC修行路線②

PP単価を下げることができる「SINタッチ」は0泊3日の超強行スケジュールで、現状のダイヤではシンガポールで24時間以上時間を潰さないと割引運賃にならないことに加え、羽田→那覇→羽田/成田→シンガポール→成田=空港間移動=羽田→那覇→羽田にしないと、最後の那覇→羽田が4日目にずれ込んでしまいます。

また、0泊3日(もしくは4日)で羽田=那覇のプレミアム株主優待割引運賃で往復と、那覇発着のシンガポール線の国際航空券の合計運賃が120,560円で14,624PP獲得できます。

PP単価は約8.24円と比較的安く上げることができますが、0泊3日(もしくは4日)を費やして14,624PPというのは本当に効率的なのか疑問です。(もっと楽してお得にPPをゲットできた先人方がうらやましい限り)


では、国内線のみを利用した(2泊3日でも良いですが、ホテル代がもったいないので)0泊3日のSINタッチと同じ所要時間でより多くのPPを貯めることを重視したスケジュールを組んでみました。


関西=那覇線のPP単価が安く抑えられそうなので、関空か那覇周辺のホテルに宿泊するのも良いですが、空港からの移動費、ホテル代を考えると厳しいので、夜間は24時間営業のKIXエアポートラウンジで過ごします。



1日目 2016年2月平日 《羽田→那覇→関西→那覇→関西》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH0993 羽田 6:40 那覇 9:25 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

1日目は羽田始点なのでプレミアム株主優待割引で那覇に向かい、那覇到着後は那覇と関西を行き来して最終的に関西に向かい、夜間はKIXエアポートラウンジで過ごします。

もちろん、安いホテルを探してしっかりと眠り、翌日に疲れを残さないのも手です。



2日目 2016年2月平日 《関西→那覇→関西→那覇→関西》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH1731 関西 9:00 那覇 11:15 プレミアム旅割28 22,200円 2,247PP 9.87円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

2日目はPP単価の安い関西=那覇を2往復します。夜間は1日目同様にKIXエアポートラウンジで過ごします。関西=那覇にこだわらず、福岡=那覇などを組み入れると多くの便数をこなし、多くのPPを獲得できますが、PP単価が悪いので割り切って空き時間はANAラウンジでゆっくりします。


3日目 2016年2月平日 《関西→石垣→羽田》
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 席種 運賃 獲得PP PP単価
NH1747 関西 8:35 石垣 11:20 プレミアム旅割28 29,100円 2,822PP 10.31円
NH0090 石垣 12:30 羽田 15:15 プレミアム旅割28 30,390円 3,460PP 8.78円

3日目は疲れもあるので手っ取り早く帰ります。関西から石垣に向かい、1時間10分の待ち時間で石垣=羽田を利用し、夕方には自宅に戻り、夕飯も自宅で取ります。


運賃は土日・祝日はもちろんですが、金曜や祝日前日の夕方に観光地方面行きの運賃は高めの設定なので、基本的に月曜~水曜などの平日で行います。
また、同じ区間でも時間帯や曜日によって運賃が異なる場合があります。



3日間の合計運賃:235,280円、合計獲得PP:24,871PP、PP単価:約9.4円になります。
運賃に加え、KIXエアポートラウンジの利用代金が約8,000円(6時間パック+シャワーを2日分)が必要になります。

代金は0泊3日のSINタッチよりも約10万円ほど多く必要になりますが、同じ0泊3日でPPは約10,000PP多く獲得できます。


今回の0泊3日の国内線修行を2回行えば49,742PPを獲得できるので、あと1往復、どこかに旅割75などの割引運賃で利用すれば「プラチナ」達成になります。

もちろん、仕事やプライベートである程度飛行機を利用する機会がある場合は1回行えば「ブロンズ」達成だったり、2回目は沖縄1往復で済むという場合もあると思います。

国内線でのSFC修行路線①

タイトルではSFC修行路線としましたが、マイルからSKYコインへの最大交換レートがSFC会員は1.6なのに対し、プレミアムサービスメンバーであれば「ブロンズ」でも1.7と0.1倍の優遇、プレミアムサービスメンバーだけの特典である「アップグレードポイント」を考えると、最低でもプレミアムサービスメンバー「ブロンズ」、あわよくば「プラチナ」を維持したいという欲望が沸きつつある今日この頃。


2015年に思い立ってSFCを目指したのであまり深く考えず、不足分を羽田=那覇で往復しましたが、獲得PPとにらめっこしながら運賃を検索すると色々とお得な路線がちらほら出てきます。


特に多いのが関西空港発着路線です。

関空は格安航空会社(LCC)のPeach、ジェットスタージャパンがハブ空港として国内線も日本全国の主要路線に就航しているため、発着枠がキツキツで昼間の時間帯にLCCが入りこむ余地のない羽田よりも競争が激しいためだと考えています。(※個人の見解です)


では、羽田が最寄り空港の人間が関空発着便で効率よくプレミアムポイントを獲得するためにはどうすれば良いのか、結果的に分かったいくつか条件があります。まずはその条件を紹介します。

①羽田⇔関空路線は使わない
前後にPP単価が良い路線を付けても羽田⇔関空はPP単価が良くないので無駄になる。

②0泊2日の行程として、関空のKIXエアポートラウンジで夜を明かす
2日目に8:00発の関空=新千歳便を使いたいので、1日目深夜に関空着で組みます。

③1日目に折り返し便で同じCAさんになる可能性がある
0泊2日で集中的に飛び回るので、どうしても折り返し便に乗らざるを得なくなります。


では、それらの条件をもとに組んだ行程がこちら


- 1日目/2月9日 -
便名 出発地 出発 到着地 到着 利用クラス 運賃 獲得PP PP単価
NH993 羽田 6:40 那覇 9:25 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円
NH1734 那覇 12:00 関西 13:55 プレミアム旅割28 20,900円 2,247PP 9.3円
NH1737 関西 14:35 那覇 16:50 プレミアム旅割28 19,600円 2,247PP 8.72円
NH1740 那覇 19:55 関西 21:45 プレミアム旅割28 21,200円 2,247PP 9.43円

1734便と1737便は同一機材の折り返し便なので、同じCAさんの担当になる可能性があります。ただし、当日は那覇→福岡→那覇→関西と運航してきた機材なので、関西で乗務員の交代が行われることも十分にあり得るので、可能性は半々でしょうか。
また、21:45に関空到着から翌日8:00までの時間、関空内で時間を潰す必要があります。その際、便利なのがKIXエアポートラウンジです。ブース席6時間パック+シャワーで3,400円なので、関空到着後に空港内で23:00頃まで過ごし、そこから6時間パックで朝5時頃までKIXエアポートラウンジで過ごします。その後、5時半頃から搭乗手続きをして、出発時間まではANAラウンジで過ごします。関空から移動してりんくうタウンなどのビジネスホテルも選択肢としてはありますが、移動の電車賃などを考慮するとKIXエアポートラウンジがよさそうです。
 
- 2日目/2月10日 -
便名 出発地 出発 到着地 到着 利用クラス 運賃 獲得PP PP単価
NH1711 関西 8:00 新千歳 9:50 プレミアム旅割28 20,700円 2,065PP 10.02円
NH1693 新千歳 10:45 那覇 14:40 プレミアム旅割28 35,200円 3,892PP 9.04円
NH472 那覇 16:45 羽田 19:00 プレミアム株主優待 30,190円 2,860PP 10.55円

2日目も関西=那覇を往復する行程を入れても良いのですが、気分転換で新千歳に飛び、そこから那覇に向かいます。新千歳から那覇までは約4時間かかるので昼食後に長めの昼寝で疲れを貯めないようにします。ただ、1711便と1693便は同一機材での折り返し便になることが多く、関西から乗務を始めたCAさんが新千歳で降りることは考えにくいので、那覇=関空の折り返し便以上に同じCAさんが担当する可能性は高そうです。



以上のように0泊2日の行程で合計運賃が177,980円、獲得PPが18,418PPとなり、PP単価が9.66PPになります。 羽田=那覇以外はプレミアム旅割28なので予約変更はできないものの、株主優待券は2枚で済むので、優待券を調達する手間とコストも省けます。 次回はもう少し関西=那覇を駆使したらどうなるのか検証し、結果が良さそうなら紹介します。

2015年12月11日金曜日

なぜSFCが必要なのか。

スーパーフライヤーズカード(SFC)がなぜ必要なのか、ほとんどが羽田発着の国内線利用の私にとってのメリットと照らし合わせて考えてみます。


◆予約・購入時

・前方座席が指定できる

以前は種別は問わずANAカード会員であれば、発売直後の旅割などの割引運賃でも普通席前方座席を指定できたのですが、昨年の冬ダイヤ(10月26日搭乗分)から搭乗日2日前(ANAカード会員以外は前日)にならないと開放されなくなってしまいましたが、プレミアムサービスメンバー、SFC会員であれば発売当初から割引運賃でも前方座席が指定できます。




実際にブロンズ事前サービス開始後に旅割75の予約をしてみました。

プレミアムポイントキャンペーン」でも書いた通り、2016年2月末に設定されている羽田=那覇の旅割75で運賃は9,790円、獲得PPが1,476PPでPP単価:約6.6円の格安便です。ブロンズ事前サービスでもご覧のように普通席前方座席のほとんどが事前指定可能になっています。
■□■のように横3列の両端が指定済みの場合、満席近い予約が入らない限り、中央の席を好き好んで選択するような人もいないと思うので、すでにステイタス獲得済みで、ブロンズ維持、プラチナ維持を計画している場合、こういった格安運賃で前方座席指定サービスがあると便利ですね。

そして、なぜ前方座席指定が特典として存在するかですが

・搭乗時、機体後方まで歩くのが面倒
・後方座席では前方から降機するので、自分が降機まで時間がかかる

といったことが考えられます。



◆利用当日

・専用保安検査場・ANAラウンジなどが利用できる

ANAは現在、国内線ではエアドゥ(AIRDO)、スターフライヤー(SFJ)、ソラシドエア(SNA)とコードシェアを行っていて、今後はスカイマーク(SKY)とのコードシェアも開始される予定です。
全便がSFJ運航の北九州、半数近くがコードシェア便の熊本、長崎、大分、宮崎、k鹿児島といった空港は時間帯によってはコードシェア便をANA便として利用せざるを得ない状況も出てくることがあります。
その際、コードシェア便は全席普通席のため、プレミアムサービスメンバー、SFC会員でないと専用保安検査場「PREMIUM CHECK-IN」や「ANAラウンジ」、「手荷物の優先返却」といったサービスを受けることができません。

言い換えれば、SFC会員になってしまえば、現状の制度が継続される限り、それらのサービスを受けることができるのです。


予定されているSKYとのコードシェアに関しては、独占禁止法との兼ね合いから羽田=新千歳、福岡、那覇は実施できないらしいので、現在のSKYのネットワークから言えば、羽田=神戸、羽田=鹿児島、その他の地方路線でコードシェアが行われるのではないかと思います。

神戸発着のANA運航便は新千歳1便、羽田2便なので、そこに新千歳3便、羽田8便を運航しているSKYとのコードシェアが開始されれば、神戸はSKYのハブ空港なので、北九州のように全便コードシェアという形になり、ANAの神戸空港撤退という可能性も浮上してくるのではないかと思っています。

そうなると、プレミアムクラスの設定はないので、搭乗前後のサービスを受けるためにはプレミアムサービスメンバー「プラチナ」「ダイヤモンド」かSFC会員になる必要があるのです。



特に、「ANAラウンジ」はアルコールや青汁、野菜ジュース含め飲み物は無料ですし、コーヒーもその場で豆を挽く高級ドリップマシーンがあって、快適なので早めに空港に行き、ついつい長居してしまいます。私は酒、タバコはやらないので、恩恵を最大限受けるのは難しいですが。




・羽田空港P3駐車場予約サービス

まだ利用したことがないので、一般予約枠とは別枠が確保されているのかは不明ですが、P3駐車場の予約サービスがあります。

早朝便を使うのであれば、平日でも週末でも満車なことはまずありえないとは思いますが、時間がたつにつれ、土日、連休中は満車になることが多く、大型連休となれば1時間待ち、2時間待ちということもあります。(3連休の2日目午後に帰ってきた時、駐車場入庫待ちの車列がすごいことになっていました。)


羽田空港自体が観光スポット化している側面もあるので、そういった方が駐車場に入れないのは仕方ないのですが、そういった利用者に巻き込まれて、本当に飛行機を利用する人が、早めに空港に着いたのに、駐車場入庫が2時間待ちでは大ピンチですよね。




他にもマイレージ関連などのメリットはたくさんありますが、実際に飛行機を利用するうえで便利なサービスはこんな感じでしょうか。

2015年12月8日火曜日

プラチナ事前サービスは1か月で終了へ






















前回の羽田=那覇往復で45,168PPとなり、「あと4,832ポイントで来年度プラチナサービス基準に到達します」と表示されました。SFCを目指した3か月、月2回ペースで羽田=那覇を往復してきたので、締めくくりは修行ではなく家族旅行にします。


45,168PPにプレミアムクラス往復で5,720PP加算されるので、最終的に50,888PPとなる予定で、超過分が888PPと極僅かで済みそうなのと、下3桁が末広がりの888っていうのが良いですね。

という具合に自己満足していたところ、あと1日、しかも50,000PP到達前に乗らなくてはならないかもしれません。50,000PP到達後であれば、「ブロンズ事前サービス開始」でも触れたように、プレミアムメンバー専用デスクに連絡の上、プラチナ事前サービスを登録してもらえばボーナスマイルがANAカードワイドゴールドと合わせて95%積算され、フライトマイル2倍キャンペーンにも登録しているので、フライトマイルが295%積算されるおいしいフライトだったのですがそういう訳にはいかず、その1日では50,000PPに到達しないので、最後の羽田=那覇もプラチナ事前サービスになるわけでもなく、最終的なPPも末広がりではなくなってしまうというちょっと残念な結末。


まあ、何はともあれ、ANA SKY WEBトップページのブロンズ仕様は約1か月でお別れ。

調べる時間も実行力もないので、単純に日帰りの羽田=那覇で不足分を補ってきたSFC修行も間もなく終わります。ここ3か月で何度も通った那覇空港、カードラウンジ、ANAラウンジ、ターミナル内のコンビニ。次の沖縄旅行が終わったらいつ行くのことになるんでしょうか。


今はステータス維持のための修行なんて考えていませんが、飛行機に乗ること自体は(プレミアムクラスであれば)苦ではないし、定期的に飛行機を利用するうえで、プラチナサービスのボーナスマイルに魅せられて、年明け早々那覇空港にいるかもしれませんし、石垣デビュー、はたまた海外修行デビューなんてしちゃうんでしょうか?

その場合、海外修行はスターアライアンス加盟の海外航空会社の方が料金は安くて済むみたいですが、ANAの国内線でメリットを受けるのでANAの国際線を利用したいと思います。(←すでにやる気?)

ANAウィングス運航のANA461便(羽田=那覇)

2015年も12月に入り、羽田=那覇の461便が一部期間を除き、当面ANAウィングス運航になりました。ANAウィングス運航と言ってもB737-800はANAとの共同保有、サービスもANAと共通なので機体、CAさんの制服、サービス内容は何ら変わりません。

それでも、「この便はANAウィングスの乗務員、機材での運航となります。」とアナウンスしていました。


まずは富士山。
暖かかった11月初旬は雪がなかったのですが、さすがに11月末、そして12月に入り雪化粧。



そして、羽田=那覇線プレミアムクラス限定のアイスクリームは紅芋から黒糖になりました。
また、今年はコーヒーと共に長らく提供されていた茶菓が岩手県産やまぶどう使用の「いわてまり」からビスケットになりました。飲み物メニューもコカ・コーラライフが外れ、コカ・コーラとコカ・コーラゼロの2種類が提供されるようになりました。
(直接関係ありませんが、個人的にはコカ・コーラライフ、ペプシストロングゼロは失敗作だと思いますね。)

このようにANAウィングス運航便でもしっかりとアイスも提供されますし、ANA MY CHOISEや機内販売も変わりなく行われます。

ちなみに、この日のANAウィングスのCAさんは何も言わずとも、コーヒーをお願いした乗客には茶菓を2つくださいました。(帰りのANAのCAさんは1枚でした


そういえば、アナウンスやサービスもANA本体よりもやや丁寧だったような印象を受けました。
機長、チーフパーサーだけでなく、副機長、他のCAさんも全員名前を紹介したり、配膳も何となくスムーズだったり、回収も何度も行き来する訳でもないのにタイミングよく来てくれるような感じでした。
以前にもクルー全員の名前を紹介した便を使った記憶があるのですが、それも4,5年前のANAウィングス運航による羽田=福岡の初便で機種はB737-800だったかもしれません、



そして、羽田に戻るまでの時間をANAラウンジで過ごしているとB777-200がトーイングカーで国際線ターミナルよりも先の貨物ターミナルの方へ運ばれていきました。




故障した訳ではありません。

那覇に463便で羽田から到着した機材は、折り返し11:30(もしくは11:35)の462便羽田行きで運航されることもあれば、今回のようにしばらく駐機しておき、462便には中部から到着したB767-300が充てられることもあります。
おそらく、12月に入ったこの日も修学旅行生がたくさんいたので、便数の少ない中部=那覇に団体予約が入っていたりすると需給調整で大型機を回したりするのでしょうか。

ちなみに、この日の462便(11:30)は中部から到着したB767-300で運行され、次の464便(12:25)は500人クラスのB777-300がたくさんの修学旅行生効果もあってほぼ満席でした。




そして、B777-200が運ばれていった方にある国際線ターミナルと国内線ターミナルの間では増築してつなげる工事が行われています。国内線ターミナル自体も多少増床するようなので、その際はANAラウンジも拡張、もしくは移転新設する形でもう少し広くしてほしいですね。

というのも、那覇空港のANAラウンジは手狭で、平日午前でも満席状態になることも少なくないです。数年内にターミナル増築が完了し、さらに2020年頃に2本目の滑走路も完成するので旅客数はさらに増えるでしょう。そうなると外国人のスターアライアンスゴールドメンバーのラウンジ利用も増えると思うので、このままでは入室制限や、利用条件の引き締めなどを行わないとパンクしてしまいそうです。

ラウンジに入った来た人の第一声は「狭っ!」、「いっぱいだね」、「あっ!今日は空いてる」という感じで、いかに那覇空港のANAラウンジが手狭で混雑しているかが多少はお分かりいただけるかと思います。



2015年12月6日日曜日

国際線でSFC修行といえばシンガポール

国際線で修行といえばシンガポール。

それは2015年に国内線で修行をしている私でも聞いたことはあります。


国際線の前後に割安な運賃で国内線を複数追加することができた「海外乗継割引スペシャル」が2015年2月に終了しましたが、「日本国内各地発の運賃」から空席照会すれば成田発着のシンガポール線往復+10,000円で成田=那覇、羽田=那覇、羽田=石垣などの長距離国内線を1往復付けることができます。


この場合、那覇発着の国際線を含む行程になるので、通常は自宅の最寄り空港(私の場合は羽田)と那覇の往復を行程の前後に付けなければ、行って帰ってくることができません。


私は色々な話を聞くと修行に国際線を組み入れるのは費用は抑えることができても、数日にも及ぶ行程になり、体への負担などを考えると本当にお得なのか、費用対効果は抜群なのか悩ましいところでした。


でも、修行は国際線でシンガポール(0泊3日でSINタッチ)と言うのをよく聞くので、興味本位で調べてみました。(結論から言って、私には耐えられそうにありません)


2016年2月23日早朝に羽田出発、最終的に羽田へは2月26日午前に戻ってくる足かけ4日です。
※もしかしたら更にお得な手段、行程があるかもしれません。


日付 便名 出発地 時刻 到着地 時刻 搭乗クラス 料金 獲得PP PP単価
2/23 NH461 HND 6:10 OKA 9:00 プレミアム株主優待割引 30,190円 2,860PP 10.55円
2/23 NH2158 OKA 12:00 NRT 14:30 国際航空券(国内区間) 5,000円 1,968PP 2.54円
2/23 NH845 NRT 16:50 SIN 23:25 エコノミー(種別S) 26,045円 2,484PP 10.48円
2/25 NH802 SIN 6:30 NRT 14:20 エコノミー(種別S) 26,045円 2,484PP 10.48円
2/25 NH2159 NRT 17:55 OKA 21:05 国際航空券(国内区間) 5,000円 1,968PP 2.54円
2/26 NH460 OKA 8:00 HND 10:15 プレミアム株主優待割引 30,190円 2,860PP 10.55円
※PP単価は小数点第3位以下切り捨て
※HND:羽田、OKA:那覇、NRT:成田、SIN:シンガポール・チャンギ国際空港

運賃合計:122,470円   獲得PP合計:14,624PP   トータルPP単価:8.37円


どうでしょう?


国内区間を羽田=那覇にすれば空港使用料等の違いから500円程度安くなりますが、羽田と成田の空港間の移動でそれ以上の料金が必要になるので、国内区間は成田=那覇にしました。同じ理由で国内区間の羽田=石垣にはしていません。

那覇発着の国際航空券のみで計算すればPP単価は6.97円ですが、前後に国内線往復を付けなければ家に帰れないのでトータルではPP単価が8.37円になります。

ちなみに4日間の総飛行時間は約25時間で、羽田=那覇はプレミアムクラスで移動した後、成田への国内区間が普通席、シンガポールへの国際線(行きは8時間25分、帰りは6時間10分)は長時間エコノミーを耐えることができるでしょうか?(私には自信がありません)



また、シンガポールでの滞在時間は約30時間あります。入国しないで空港内のみで過ごすのも良いですし、30時間あるので入国審査を受け、その日はホテルに直行し、翌日1日を観光に充てるのも良いかもしれませんが、シンガポールには安いホテルがあまりないとも聞くので、せっかくPP単価を下げたのに滞在費用で相殺してしまってはもったいないですね。(シンガポール滞在時間を短くする方法もあるかもしれませんが(あれをこうすればできるかもという、ちょっとしたアイデアはあるのですが)、今回はこれ以上は調べませんでした)



さらに、3日目に那覇に戻った時点で最終の那覇=羽田は出発済みの時間なので、3日目夜に那覇空港周辺で宿泊しなくてはなりません。安いホテルとはいえ、ここでも滞在費用がかさむのはあまり好ましくありません。

ただ、運賃合計が122,470円で14,624PP獲得なので、4日間の滞在費用が23,770円を超えなければPP単価を10円以下に抑えることができるので、やり繰り次第ですかね。




- 余談 -

2015年12月4日のOPEC総会では、原油の減産に踏み切れなかったため、当面は燃油サーチャージなし、もしくは低い水準で推移することが予想されます。ここ数年で国内線プレミアムクラスの度重なる値上げ、海外乗継割引スペシャルの廃止など、現在修行中、今後修行をしようか検討中の人間と、それ以前のお得なシステムを駆使してSFCを取得した方を比べたら費用がかさんでしまっていますが、これに加えて仮に原油価格が中長期的に上げ基調になった場合、さらに高額になってしまうかもしれません。

個人的には5年、10年スパンでも原油価格が80ドル、100ドルの高値水準に戻ることはないと思っているのですが、どうなるでしょうか。

2015年12月5日土曜日

2016年1月、2月・修行のねらい目は

ANAホームページ「ANA SKY WEB」のフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションはマイルとプレミアムポイントを一括で計算できて便利ですが、 利用運賃を種別毎に「運賃1」、「運賃2」となっていて、プレミアム旅割28やプレミアム株主優待割引運賃は「運賃2」、各種旅割は「運賃7」といった感じで何となくは覚えていますが、結局はその都度確認したり、同じ路線を何度も調べてしまうことが多々あります。

そこで、主要路線の主要運賃別にプレミアムポイントを一覧表にまとめてみました。
「修行とはいえ、沖縄だけじゃつまらない。」
「あの路線は距離が長そうだけど、プレミアムポイントはどのくらいかな?」
「他にどこか修行に最適な路線はないかな?」

といった時に少しでもお役に立てればと思います。



最近調べた中では2016年1月、2月の羽田=鹿児島の夕方に鹿児島に向かう便の「プレミアム旅割28」が20,000円を切るケースがあり、1,902PP獲得できるので、PP単価が10円台と羽田=那覇の「プレミアム旅割28」とそん色のないPP単価をはじき出す便もあります。

また、2月下旬の羽田=那覇の普通席「旅割75」が夕方の那覇行き限定ですが、10,000円を切る便もあり、PP単価が約6.6円というケースもあります。


このように、思いがけずPP単価が安い特定の路線、時間帯でお得な便があります。



主要路線・長距離路線のプレミアムポイント
路線 プレミアム特割/
プレミアム旅割28/
プレミアム株主優待割引
海外乗継割引スペシャル/
国際航空券(国内区間)
特割/株主優待割引 旅割21/旅割28/旅割45/
旅割55/旅割60/旅割75/
いっしょにマイル割(同行者)
羽田発着路線
羽田 新千歳 1,675 1,020 1,165 765
羽田 小松 927 422 716 316
羽田 大阪 1,100 560 820 420
羽田 岡山 1,290 712 934 534
羽田 広島 1,435 828 1,021 621
羽田 高松 1,285 708 931 531
羽田 松山 1,495 876 1,057 657
羽田 福岡 1,817 1,134 1,250 850
羽田 長崎 1,925 1,220 1,315 915
羽田 鹿児島 1,902 1,202 1,301 901
羽田 那覇 2,860 1,968 1,876 1,476
羽田 石垣 3,460 2,448 2,236 1,836
その他路線
新千歳 中部 1,935 1,228 1,321 921
新千歳 大阪 2,065 1,332 1,399 999
新千歳 福岡 2,605 1,764 1,723 1,323
新千歳 那覇 3,892 2,794 2,495 2,095
大阪 仙台 1,390 792 994 594
大阪 那覇 2,247 1,478 1,508 1,108
大阪 石垣 2,822 1,938 1,853 1,453
中部 福岡 1,335 748 961 561
中部 那覇 2,422 1,618 1,613 1,213
中部 石垣 3,010 2,088 1,966 1,566
成田 新千歳 1,675 1,020 1,165 765
成田 大阪 1,100 560 820 420
成田 福岡 1,817 1,134 1,250 850
那覇 仙台 3,225 2,260 2,095 1,695
那覇 成田 2,860 1,968 1,876 1,476
那覇 福岡 1,742 1,074 1,205 805
※羽田・成田発着路線は同一ですが、便宜上分けて記載しました。
※一部路線ではプレミアムクラスの設定がない場合があります。

2015年12月1日火曜日

JA604Aはどこから来て、どこへ行くの?

10月に大分=羽田で搭乗したB767-300型機(JA604A)がスターウォーズANAジェットになり、10月、11月にこれまでの獲得プレミアムポイント、今後の獲得予定PPを差し引き、SFCに向けたPP不足分を稼ぐために羽田=那覇を利用した際、那覇11:30発(または11:35発)NH462便の機材がB767-300、B777-200、B777-300と様々だったりで、どこから来て、どこに行くのかという機材繰り(機材運用)を追跡するのが面白かったので、度々話題にしてきたJA604A。


しかし、JA604A運用復帰後のNH462便はたくさんの修学旅行生を乗せるため、B777-200やB777-300ばかりでB767-300への搭乗機会がなく、あと年内に搭乗予定の機材もB737-800とB777-300ということで、年内にJA604Aに搭乗できるチャンスはなさそうです。


では、修行のついでにJA604AのスターウォーズANAジェットにも乗ってみたい(運よく当たればいいな)という方も多いかと思いますので、JA604Aがどの路線で運用されるのか100%とはいかないまでも、多少は可能性の高い路線を絞り込めるのではないかという方法を紹介したいと思います。(とはいえ、もっと詳しい方、事情通の方には勝てませんが。。。)




まず、JA604Aの当日含めた過去7日間の運行状況は以下のURLで確認できます。
http://www.flightradar24.com/reg/ja604a


flightradar24は地図上にリアルタイムで世界中の航空機を表示できるサービスで、基本的な部分は無料で利用できます。上記リストのように実際の着陸時間がUnknown(不明)となっていたり、リアルタイム画面でもANAやJALであれば国内線の一部、IBEXやFDAであればほとんどの便がno callsigh(便名なし)というように表示されてしまいます。
せっかく便利なサイトなのにno callsignが多いので海外の運営者に問い合わせたところ、「航空機に搭載されているトランスポンダが旧型の場合、正確に識別できない場合がある」とのことで、日本の航空会社の国内線用機材(特に使用年数が長い機体)は搭載機器が旧型なのかもしれません。


話がやや脱線しましたが、上記URLにアクセスすれば、JA604Aが現在どこを飛行中なのか、はたまた着陸したのか、夜になれば当日は最終的にどの空港に向かったのか等を確認することができます。

例えば、最終的に羽田や伊丹に着陸すると、翌日は様々な運用パターンが考えられるので予想は難しくなりますが、11月29日の秋田、11月30日の宇部ということになれば、翌朝はほぼ羽田に向かう便で運用されるという予想ができます。


ビジネスや旅行でJA604Aのために時間調整するのは無理ですし、仮に修行だとしても前日や当日に思い立ってどうにかできるものではありませんが、空港の近くにお住まいで、実際に見てみたい、写真や動画を撮影したいというのであれば、「1時間後に〇〇空港に来て、その1時間後には離陸するところも見られる」という予想や撮影の計画にも使えるかもしれません。