2015年12月6日日曜日

国際線でSFC修行といえばシンガポール

国際線で修行といえばシンガポール。

それは2015年に国内線で修行をしている私でも聞いたことはあります。


国際線の前後に割安な運賃で国内線を複数追加することができた「海外乗継割引スペシャル」が2015年2月に終了しましたが、「日本国内各地発の運賃」から空席照会すれば成田発着のシンガポール線往復+10,000円で成田=那覇、羽田=那覇、羽田=石垣などの長距離国内線を1往復付けることができます。


この場合、那覇発着の国際線を含む行程になるので、通常は自宅の最寄り空港(私の場合は羽田)と那覇の往復を行程の前後に付けなければ、行って帰ってくることができません。


私は色々な話を聞くと修行に国際線を組み入れるのは費用は抑えることができても、数日にも及ぶ行程になり、体への負担などを考えると本当にお得なのか、費用対効果は抜群なのか悩ましいところでした。


でも、修行は国際線でシンガポール(0泊3日でSINタッチ)と言うのをよく聞くので、興味本位で調べてみました。(結論から言って、私には耐えられそうにありません)


2016年2月23日早朝に羽田出発、最終的に羽田へは2月26日午前に戻ってくる足かけ4日です。
※もしかしたら更にお得な手段、行程があるかもしれません。


日付 便名 出発地 時刻 到着地 時刻 搭乗クラス 料金 獲得PP PP単価
2/23 NH461 HND 6:10 OKA 9:00 プレミアム株主優待割引 30,190円 2,860PP 10.55円
2/23 NH2158 OKA 12:00 NRT 14:30 国際航空券(国内区間) 5,000円 1,968PP 2.54円
2/23 NH845 NRT 16:50 SIN 23:25 エコノミー(種別S) 26,045円 2,484PP 10.48円
2/25 NH802 SIN 6:30 NRT 14:20 エコノミー(種別S) 26,045円 2,484PP 10.48円
2/25 NH2159 NRT 17:55 OKA 21:05 国際航空券(国内区間) 5,000円 1,968PP 2.54円
2/26 NH460 OKA 8:00 HND 10:15 プレミアム株主優待割引 30,190円 2,860PP 10.55円
※PP単価は小数点第3位以下切り捨て
※HND:羽田、OKA:那覇、NRT:成田、SIN:シンガポール・チャンギ国際空港

運賃合計:122,470円   獲得PP合計:14,624PP   トータルPP単価:8.37円


どうでしょう?


国内区間を羽田=那覇にすれば空港使用料等の違いから500円程度安くなりますが、羽田と成田の空港間の移動でそれ以上の料金が必要になるので、国内区間は成田=那覇にしました。同じ理由で国内区間の羽田=石垣にはしていません。

那覇発着の国際航空券のみで計算すればPP単価は6.97円ですが、前後に国内線往復を付けなければ家に帰れないのでトータルではPP単価が8.37円になります。

ちなみに4日間の総飛行時間は約25時間で、羽田=那覇はプレミアムクラスで移動した後、成田への国内区間が普通席、シンガポールへの国際線(行きは8時間25分、帰りは6時間10分)は長時間エコノミーを耐えることができるでしょうか?(私には自信がありません)



また、シンガポールでの滞在時間は約30時間あります。入国しないで空港内のみで過ごすのも良いですし、30時間あるので入国審査を受け、その日はホテルに直行し、翌日1日を観光に充てるのも良いかもしれませんが、シンガポールには安いホテルがあまりないとも聞くので、せっかくPP単価を下げたのに滞在費用で相殺してしまってはもったいないですね。(シンガポール滞在時間を短くする方法もあるかもしれませんが(あれをこうすればできるかもという、ちょっとしたアイデアはあるのですが)、今回はこれ以上は調べませんでした)



さらに、3日目に那覇に戻った時点で最終の那覇=羽田は出発済みの時間なので、3日目夜に那覇空港周辺で宿泊しなくてはなりません。安いホテルとはいえ、ここでも滞在費用がかさむのはあまり好ましくありません。

ただ、運賃合計が122,470円で14,624PP獲得なので、4日間の滞在費用が23,770円を超えなければPP単価を10円以下に抑えることができるので、やり繰り次第ですかね。




- 余談 -

2015年12月4日のOPEC総会では、原油の減産に踏み切れなかったため、当面は燃油サーチャージなし、もしくは低い水準で推移することが予想されます。ここ数年で国内線プレミアムクラスの度重なる値上げ、海外乗継割引スペシャルの廃止など、現在修行中、今後修行をしようか検討中の人間と、それ以前のお得なシステムを駆使してSFCを取得した方を比べたら費用がかさんでしまっていますが、これに加えて仮に原油価格が中長期的に上げ基調になった場合、さらに高額になってしまうかもしれません。

個人的には5年、10年スパンでも原油価格が80ドル、100ドルの高値水準に戻ることはないと思っているのですが、どうなるでしょうか。