2016年3月30日水曜日

ANA国内線の預け入れ手荷物のルール(個数・重量制限など)

国内線の預け入れ手荷物のルールを詳しく知りたい、ちょっと分かりにくいという声があるとか、ないとかということで、今回は預け入れる手荷物についてまとめてみたいと思います。
























まず、ANA国内線の基本的な預け入れ手荷物のルールをおさらいします。
ANAホームページの手荷物[国内線]と併せて確認してください。


ANA国内線の場合、荷物の3辺の合計(たて×よこ×高さ)が203cm以下、重量が1個当たり32kg以下の荷物であれば、普通席は20kg、プレミアムクラスは40kgまで預け入れることができます。
機内持ち込みは1人1個となっていますが、預け入れる場合は1個あたりの大きさ(3辺の合計)が203cm以下の荷物であれば、重量制限内で複数個預けることも可能です。

さらに、プレミアムメンバー(プラチナ、ダイヤモンド)、スーパーフライヤーズカード会員、スターアライアンスゴールドメンバーは+20kgまで無料で追加できますので、普通席40kg、プレミアムクラス60kgまで預けることができます。

また、超過料金を支払うことで1個あたり32kg以下の荷物を1人当たり最大100kgまで預けることができます。


では、以下のように重量8kgのスーツケース(大)と重量5kgのスーツケース(小)の組み合わせで預け入れの可否をまとめてみます。





■普通席でステータスなしの場合:合計20kgまで

大小3つのスーツケースですが、合計重量は18kgなので無料で預け入れ可能です。

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荷物の個数は3つで同じですが、合計重量が21kgなので、無料で預け入れできません。



荷物の個数は4つですが、1つ当たりが5kg、合計重量20kgなので無料で預け入れ可能です。



■普通席でプラチナ、ダイヤモンド、SFC会員等の場合:合計40kgまで
■プレミアムクラス利用の場合(ステイタスに関わらず):合計40kgまで


プラチナ、ダイヤモンド、SFC会員、スターアライアンスゴールドメンバーは普通席では+20kgの合計40kgまで無料で預け入れることができるようになります。


合計40kgまで無料預け入れできるので、8kg以下の荷物であれば5個合計40kgでもOKです。


例えば、5kg以下の小さな荷物がたくさんある場合も、8個合計40kgでも可能です。



ちなみに、プラチナ、ダイヤモンド、SFC会員、スターアライアンスゴールドメンバーがプレミアムクラスを利用する場合は合計60kgまで無料で預けることが可能ですが、オーバーするほどの荷物を運んでいる方を見たことがないので、画像による説明は割愛します。



■これは預け入れる荷物に入れられる?
次に、預け入れる荷物に入れられるものを分かる範囲で。

預ける手荷物に入れられるもの
・ペットボトル等の飲み物
ANAのホームページに「酒類・飲料品:瓶に入ったお酒や飲料は壊れやすいため、機内にお持ち込みください。」と表記されていることからも分かるように、ペットボトルの飲み物は預けることが可能です。もちろん、機内に持ち込むことも可能ですが、保安検査場で液体検査を行う場合があるので、すぐに飲まないものやお土産とした購入したご当地の飲み物や調味料などは預けてしまったほうが良いかもしれません。


・海産物など
ANAのホームページに「海産物、漬物などをお預けになる際は水漏れ等のないよう十分に梱包した状態でお預けください」とあるように、預けること自体は可能です。
私の場合は生ものと保冷材を発泡スチロールに入れ、養生テープやガムテープで目張りをたものをビニールに入れ、その上からさらにテープで留めるように厳重に梱包のうえ、手荷物として預けています。これまで液漏れを起こしたことはありません。

例えば、北海道などで海産物や農産物をお土産として購入し、クール便や冷凍便で発送すると送料だけでかなりの金額になってしまい、荷物の到着も最短で翌日になってしまいますが、帰り際に購入し、お店で氷を入れてもらい、しっかり梱包したうえで預ければ、その日のうちにお土産も一緒に帰宅することができます。もちろん、手荷物の重量制限の範囲内であれば無料なので、送料もかかりません。


・時計、カメラ、ノートパソコン、電子機器など
預けた荷物に入れて破損があっても責任は負わないので、壊れやすいものは入れないよう書かれていますが、自己責任で入れることは可能なようです。
ただし、リチウムイオン電池などのバッテリーを取り外さずにスーツケースに入れたままにしておくと手荷物カウンターのX線検査で弾かれてしまい、その場でスーツケースから取りださなくてはならなくなるので、取り外し可能な場合はバッテリーを外し、取り外しができない内蔵型の場合は機器自体を機内持ち込みの手荷物に入れておく必要があります。

また、一般的なノートパソコンやモバイルバッテリーといった家庭用機器のリチウムイオン電池や乾電池等であれば、取り付けたままの機器や取り外したバッテリーは特に問題なく機内持ち込みが可能ですが、出力や容量が大きくなると持ち込みも制限される場合があるので、どうしても必要な場合は事前に確認するようにしましょう。