2016年3月21日月曜日

ANA JCB SFC ゴールドが届き、改めてSFCを比較


今回、ANA JCB ワイドゴールドからANA JCB SFC ゴールドということで、新規入会ではなく捺印や本人確認書類提出が不要の「カード券種変更申込書」を3月3日午後に投函して16日後の3月19日、JCBからお届け物という不在票が入りました。JCBの場合はヤマト運輸のセキュリティパッケージという宅配便で届きます。
17時半頃に帰宅し、再配達手続きをネットで行ったところ、当日の18~20時、20~21時も選択できたので、その日のうちに受け取ることができました。
※ANA VISA SuicaからANA JCB SFCやANA アメックス SFCなどに変更するとなると、改めてJCBやアメックスへの新規入会扱いとなるため、記入する項目が多い入会申込書が必要になると思われます。


内容物はANAマイレージクラブの手引きやJCBカードの約款、JCBのゴールドカードに関する案内など、ANA JCB ワイドゴールドカードに切り替えた時と同じようなもの一式と、ANAスーパーフライヤーカードのサービスガイドが入っていましたが、JCBからの送付なのでどちらかというと事務的な書類一式という感じでした。


せっかくなので、少し掘り下げてみましょう。

まず、年会費。私のANA JCB スーパーフライヤーズカードゴールドは税込16,200円です。飛行機の利用は多くて国内線を月に数回程度なので、基本的なサービスで十分ですが、ポイントのマイルへの移行手数料が無料になったり、フライトマイルのボーナス分が5%上乗せになったりすることに加え、楽天Edyへのチャージでもマイルが貯まるカードの中では年会費が最安値なので、「ANA JCB SFC ゴールド」にしました。


ただ、年会費が約2倍のANA アメリカン・エキスプレスSFCゴールドにすれば、ANAグループでの利用(航空券購入やANA FESTAでの買い物、機内販売など)ではポイントが2倍になり、100円利用毎に2マイルが貯まるので、定期的に飛行機を利用するならANA アメリカン・エキスプレス SFC ゴールドの方が結果的にお得になるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、結果的にお得になるにはある一定以上の金額をANAで利用しなくてはならず、国内線メインでの利用者にとって損益分岐点が108万円という計算になりました。

まず、「ANA JCB SFC ゴールド」と「ANA AMEX SFC ゴールド」の年会費差額が17,280円。
国内線の特典航空券必要マイル数と旅割55運賃で比較した場合、1マイルあたり2円程度になることが多いのですが、なかなか希望の路線を希望の時間で確保することは難しいので、SFC会員のANA SKY コインへの交換レート1.6倍を用いると、ANA SKY コイン17,280円分に対する必要マイル数が10,800マイルとなります。

ANAグループでの利用で「ANA JCB SFC ゴールド」は1,000円につき10マイル、「ANA AMEX SFC  ゴールド」は100円につき2マイルなので、「ANA AMEX SFC ゴールド」で10,800マイル多く貯めるためには、10,800マイル×100円で108万円ということになります。


この108万円という数字。仮にPP単価が10円程度の路線・運賃を年間108万円分利用したとすると、プレミアムポイントが108,000PP貯まり、ダイヤモンドメンバー達成になる水準です。
出張族で、旅費は本人が支払っておいて領収書で事後清算というような場合だったり、日本中、世界中を自費で飛び回るような方でないと旅費が毎年108万円という方はそう多くないように思うのですが、実際は各便に必ずと言っていいほど、ダイヤモンドメンバーの方がいるので、そういった使い方とは縁遠い私が、あれこれ書いているうちに何だか虚しくなってきてしまいました。




次に、SKIPサービスやラウンジ利用について、今回「ANA JCB ワイドゴールド」から「ANA JCB SFC ゴールド」への同一ブランド、同一種別のカードへの券種変更ということで、新旧カードのクレジットカード番号は変わりましたが、ANAマイレージクラブのお客様番号は同じ番号のままでした。


ただ、ここで注意が必要なのが、これまでと違うブランド(VISA→JCB)や違う種別(一般→ゴールド)に変更した場合はお客様番号も変わっている可能性が高いので、特に2016年3月末まではプラチナ/ダイヤモンドサービスで、2016年4月からはステータスが切れるのでSFCに入会したなどの場合は、2月、3月に旧お客様番号で予約・購入していた航空券で、搭乗日は4月1日以降という場合は、新たなお客様番号のSFCカードではSKIPサービスが利用できず、ラウンジ受付でも認証されないという可能性が高いので、予約・購入済みの航空券に新たなお客様番号を登録する必要があります。でも、方法は簡単です。


1. 予約詳細画面下部にある「お客様番号登録」ボタンを押します。


2. 搭乗者名などの情報一覧が表示されるので、SFC発行などでお客様番号が変更になった場合は新たなお客様番号を再入力。

これで、新お客様番号のSFCカード等でSKIPサービスが利用可能になります。
また、スマホアプリなどでSKIPサービスを利用している場合はスマホアプリの方もいったんログアウトのうえ、新お客様番号でログインしなおす必要があります。

さらに、楽天Edyで「Edyでポイント」をANAマイレージクラブに設定している場合は、Edyアプリの方も新お客様番号で改めてポイント登録しないと正常にマイルが積算されないという事態も考えられますので、お客様番号が変わった場合は各サービスで設定の確認をするようにしましょう。

また、念のためSFCカード等、新お客様番号で今後メインで使用するANAカードに、これまで使用していたANAカードや、ANAマイレージクラブカードのお客様番号をマイル口座の統合手続きしておいた方が安心だと思います。