2015年11月20日金曜日

CAさんも人間です。

プレミアムクラスでは、席に着くとCAさんが、多少の言い回しや内容が異なるものの

「本日はプレミアムクラスをご利用いただきましてありがとうございます。わたくし、担当の〇〇と申します。〇〇(目的地)までよろしくお願いします。」
「朝刊のご用意がございますが、いかがですか?」
「ごゆっくりお過ごしください。」

と、こちらがこそばゆくなってしまうほどの丁寧な対応をしてくれます。


これは、先日の那覇=羽田での話です。

私は窓側座席で、前日の段階でも空席があり、旧型優待券だったので定刻2時間前に自動チェックイン・購入機で搭乗手続きをした際も隣は指定されていなかったのですが、出発直前に入ってきた30代と思しきサラリーマン風の男性が席に着きました。


そこにCAさんが歩み寄り、「本日はプレミ」と言い始めたところで、不躾に「スポーツ新聞!」と言いました。多少のことには動じないはずのCAさんも、多少戸惑い気味な表情で「・・・ かしこまりました。わたくし〇〇と申します。よろしくお願いします。」と言い、スポーツ新聞を取りに戻りました。

そして、スポーツ新聞数種類を持参し、客に選んでもらい、ほどなく離陸となりました。



離陸後、シートベルトサインも消え、機内サービスが始まります。
機種はB777-200なので、プレミアムクラスのレイアウトは2-3-2。
私が右側の窓側、隣が上記の男性で、機内サービスは通路を挟んだ反対側から始まりました。


通路を挟んだ乗客に食事と味噌汁を提供し、飲み物の希望を聞き、先ほどのCAさんがカップに注ぎ始めた時にトラブル発生。

なんと、私の隣の男性に注いでいた冷たいお茶がかかってしまったのです。


CA「あっ!大変申し訳ございません。」
男性「これ何!?」
CA「お茶でございます。」
男性「むうー。」
CA「ただいまもう1枚おしぼりをお持ちいたします。」
おしぼりを手渡して
CA「大変申し訳ございませんでした。」


その時はCAさんが飲み物を乗客に浴びせてしまうという緊急事態で、私もびっくりしただけだったのですが、時が進みに連れて、多少揺れていたとはいえ、そこは百戦錬磨のCAさん。手元がそう簡単に狂うとも思えず、お茶がかかった男性が当初不躾な態度だったため、「CAさんが不躾な態度をとった客への腹いせに、わざとお茶をかけた」のではないかと想像してしまいました。



まあ、その男性客以上にもっと横柄だったり、偉そうな乗客はたくさんいますし、そういった乗客が飲み物を浴びさせられたということもないので、CAさんの手元が狂い、偶然、不躾な乗客にお茶がかかってしまったという因果応報な出来事だったと思うようにします。



それでも、CAさんも人間です。

よく、偉ぶった乗客、プレミアムクラスでは食事を食べ散らかしてままCAさんに片づけさせたりする乗客がいて、「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、食事の容器はしっかり蓋をして、割りばしやスプーンなどは元の袋に戻したり、おしぼりは入っていた袋で挟み、使用済みのおしぼりに直接手を触れないような形にして手渡すと、ほとんどのCAさんが

「ご丁寧にありがとうございます。」
「きれいにまとめてくださってありがとうございます。」

と言ってくれます。

どちらかというと自分は不愛想な部類の客になってしまうかもしれません。


なので、せめて私に応対して嫌な想いをさせたり、CAさんに悪い意味で印象に残るような客にはなりたくないと思っています。

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