2016年1月31日日曜日

2016春先のSFC修行はオフシーズンで?原油安で?那覇が安い

2016夏ダイヤのプレミアムクラス運賃も検索できるようになってきました。

私自身がSFCを目指すことを決めたのが2015年10月、50,000プレミアムポイントを達成したのが12月(2015冬ダイヤ)だったので、2015夏ダイヤの沖縄路線の運賃については分からないのですが、現時点で2016夏ダイヤの3月、4月に関しては羽田=那覇の「プレミアム度割28」運賃が2015冬ダイヤに比べるとだいぶお得な設定になっています。

国内線にサーチャージといった制度はありませんが、昨今の原油安によって運航コストが下がっていることで、国際線でいうサーチャージ引き下げと似たようなことかもしれません。
また、GW前は沖縄観光シーズンではありませんし、年度の変わり目で忙しい人が多いなど、様々な要因があると思います。


まず 、那覇行き。早朝便の23,790円はもちろんですが、午後便は22,290円と2015冬ダイヤに比べ「プレミアム旅割28」運賃で比較すると13,000~18,000円近く安くなっている便があり、「プレミアム旅割28」は「プレミアム株主優待」のように予約変更はできませんが、株主優待券は必要ないので、単純に運賃÷2,860PPでPP単価が計算でき、最安22,290円のPP単価は約7.79円となり、2015冬ダイヤの最安運賃だった「プレミアム株主優待」30,190円のPP単価は約10.55円だったので、3円近く安くなったことになります。







































次に、復路の羽田行き。こちらは午前の早い段階の2便が最安の23,090円となっています。
NH460便には当日の那覇着では乗り継げませんが、NH461便で那覇に向かえばNH994便で羽田に戻ることができ、23,090円の場合のPP単価は約8.07円とこちらもかなり抑えることができます。




このように、羽田=那覇の「プレミアム旅割28」はかなりお得になっていますが、通常は搭乗日2か月前から予約可能なのが、往復予約であれば復路は+14日後まで予約できるので、同一日の往復では予約できない期間にも満席の便があるように、競争率は高いことが予想され、同一日の往復での予約も可能になる搭乗日2か月前の時点で予約しないと安価な「プレミアム旅割28」を確保することは難しいかもしれません。


また、羽田=石垣、2016夏ダイヤから新規就航の羽田=宮古も「プレミアム旅割28」であればPP単価が8円台で利用できる便もありますが、2016夏ダイヤからは最も安価なNH90便(石垣=羽田)を利用するためには、NH89便(羽田=石垣)を利用するか、羽田=那覇と石垣=羽田の間にPP単価の悪い那覇=石垣を組み込まないと乗り継げなくなってしまったため、羽田=那覇を「プレミアム旅割28」で往復した方が効率がよいことになります。



ところで、運賃が安くなるのはうれしいのですが、羽田=那覇の最安運賃が「プレミアム旅割28」ということになると株主優待券の存在意義というか、株主優待券を使うなら沖縄というようなイメージだったので、黙っていても数枚は送られてくる株主の私にとって、今後はどの路線で使うべきか悩ましいところです。
余りそうなら売却という選択肢もありますが、「プレミアム株主優待」がお得ではない路線が増えると、株主優待券の需要自体が落ち込むと思われるので、株主優待券の相場自体も少し下がるかもしれません。


※キャプチャーにロゴを入れていますが、画像に関して権利等を主張するものではありません。一部類似サイトで画像の転載、文章の転用と思しき表現がありましたので、画像処理のみ実施しています。


2016年1月24日日曜日

ANAカードでENEOSの落とし穴

ANAカード利用者御用達のガソリンスタンドといえば、ANAカードマイルプラス加盟店であるENEOSブランドのSSですね。
ENEOSで1Lあたりカード価格150円とよくある値引きパターンである現金価格は2円引きの148円であれば、私はANAカードで150円を選びます。

例えば2Lの場合、一見、1Lあたり2円引きの2Lで296円の方がカード価格の300円よりも4円もお得となりそうですが、ANAカードの場合は税込100円毎にカードのポイント1マイル分と、ANAカードマイルプラス分の1マイルで、100円利用毎に合計2マイルが貯まるので、ENEOSブランドSSのカード価格で300円の場合は合計6マイル貯まり、ANA SKY コインに交換する場合、ANAカード(一般)で1.5倍で9円分、ANAゴールドカードの1.6倍であれば9.6円分、プレミアムサービスメンバーの1.7倍であれば10.2円分の還元になるので、ANAカードでENEOSの方が断然お得になります。


ただ、最近の原油安で、ガソリン価格が100円台になるSSも多くなってきたので、1Lあたりの現金値引きと100円毎にポイント還元のANAカードを比較したときの、ANAカードの優位性が失われつつあります。(1Lあたりの金額が大きい方がANAカードの優位性が高まります。でも、ガソリン価格は安いに越したことはありません。)


それがガソリン以上に顕著に現れるのが灯油です。私が行きつけのENEOSは、レギュラーガソリンがカード価格102円、現金価格が100円で、灯油はカード価格が47円、現金価格が45円です。

この価格で灯油を18L購入した場合、現金価格は810円、カード価格は846円となります。

カード価格846円をANAカードで支払った場合、カード利用ポイント分8マイルと、ANAカードマイルプラス分の8マイルで合計16マイルが貯まります。その16マイルを「プレミアムサービスメンバー」特典である1.7倍でANA SKY コインに交換すると約27円分になり、カード価格である846円に27円還元されても819円で、現金価格の810円には及ばなくなってしまいます。

もちろん、ANAカードには前年の利用実績に応じてボーナスポイントが付与されるので、実際にはもう少しマイルが貯まったり、18L単位ではなく800円の金額指定で購入すれば846円で16マイルよりも、800円で16マイルの方が還元率も良くなるので一概には言えない部分もあります。


原油安はそろそろ下げ止まりとも言われているので、レギュラーガソリン価格が90円や80円を割りこむ可能性は低いでしょう。なので、当面は現金価格よりもANAカードでENEOSの方がお得といったことに変わりないとは思いますが、灯油や洗車機といった低価格帯の商品で、カード価格と現金価格に開きがある場合は少し計算してから利用することをオススメします。




2016年1月21日木曜日

2016夏ダイヤでのSFC修行路線①(追記①で終了)

1月20日発表の2016年3月27日からの2016夏ダイヤ。SFC修行にも関係してきそうな路線を抜き出してみました。※運賃は曜日や祝日との兼ね合いで変動があるので省略します。

◆新規就航
羽田=宮古
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH87 羽田 11:40 宮古 14:45
宮古=羽田
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH88 宮古 15:35 羽田 18:15

関西=宮古
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH1749 関西 7:50 宮古 10:20
宮古=関西
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH1750 宮古 13:25 関西 15:30


◆増便
関西=新千歳(3便→4便)
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH1715 関西 14:55 新千歳 16:45
※増便分のみ記載
新千歳=関西(3便→4便)
便名 出発地 時刻 到着地 時刻
NH1718 新千歳 17:20 関西 19:35
※増便分のみ記載


羽田=宮古、関西=宮古、関西=新千歳といった修行に適した低PP単価路線が増えました。

すべて記載するのは難しいのですが、ダイヤをもとにして考えると、羽田=宮古はB767-300をメインに、閑散期はB737-800での折り返し便になるのではないでしょうか。


次に関西=宮古は、関西=石垣と関西=宮古の間に石垣=宮古を挟んだAパターン、Bパターンのように3便続けての機材繰りになるのではないでしょうか。機材はB737-800でプレミアムクラスの設定もあると思います。そして、2015冬ダイヤではANAウィングス運航の石垣=宮古が2016夏ダイヤから時刻が変わり、運航もANA本体になるので、3便続けてANAの機材・クルーでの運航が可能となるようです。④、⑤は前後のダイヤから可能な機材繰り予想です。おそらく、どちらも③→④で乗務員の交代が行われるでしょう。


Aパターン
①NH1749便 関西 7:50 → 宮古10:20
②NH1791便 宮古10:55 → 石垣11:25
③NH1748便 石垣12:00 → 関西14:10
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④NH1715便 関西14:55 → 千歳16:45
⑤NH1718便 千歳17:20 → 関西19:35


Bパターン
①NH1747便 関西 9:10 → 石垣11:45
②NH1792便 石垣12:20 → 宮古12:50
③NH1750便 宮古13:25 → 関西15:30
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④NH1737便 関西16:10 → 那覇18:10
⑤NH1738便 那覇18:45 → 関西20:35



以上のことを踏まえ、同じCAさんを避けながらより多くのPPを獲得できる路線を考えてみます。

まずは羽田発着・1日完結編
便名 出発地 時刻 到着地 時刻 クラス 獲得PP
NH89 羽田 6:10 石垣 9:20 プレミアム旅割28 3,460PP
NH1748 石垣 12:00 関西 14:10 プレミアム旅割28 2,822PP
NH1737 関西 16:05 那覇 18:10 プレミアム旅割28 2,247PP
NH476 那覇 19:20 羽田 21:40 プレミアム株主優待 2,860PP
合計運賃:111,780円(2015冬ダイヤを参考に、平日最安運賃で試算)
合計獲得PP:11,389PP  PP単価:約9.81円

※2015冬ダイヤでは、プレミアムクラスの最安運賃は羽田=那覇がプレミアム株主優待割引、羽田=石垣、関西=石垣、関西=那覇はプレミアム旅割28でしたので、今回もそれを前提にしています。


1日完結の無理のないスケジュールで10,000PP以上獲得でき、2015冬ダイヤの運賃で計算すればPP単価も10円を切る約9.81円に抑えることができます。
新規就航の羽田=宮古、関西=宮古、増便される関西=新千歳が活用されていませんが、0泊2日、0泊3日といったスケジュールにすればか活用できる場面があるかもしれません。

長くなってきましたので、0泊2日、0泊3日の修行については改めて書こうと思います。

※1/23追記

以前書いたSINタッチと同じ0泊3日で国内線のみを利用した修行路線を2016夏ダイヤでも調べてみました。

すると
NH89便 羽田=石垣の羽田出発時刻の繰り上げ
NH90便 石垣=羽田の石垣出発時刻の繰り上げ
NH1747便 関西=石垣の関西出発時刻の繰り下げ

などが行われているため、当日石垣に向かい、PP単価の安いNH90便を利用するにはNH89便でしか乗り継ぎできず折り返し便になってしまいます。
また、関西→宮古→石垣→羽田や関西→那覇→羽田のようなパターンはPP単価が思うように抑えることができません。そうなると、0泊2日、0泊3日というような強行スケジュールをこなすよりも、2,3か月に1度のペースだったり、10月頃になって、それまでの獲得PPと予定を計算し、自分が目指す基準への不足分を1,2週間に1回のペースで1日完結編を敢行した方が効率的という結論になりました。

2016年1月19日火曜日

キャンペーン分ダブルマイルが無事積算されました。

キャンペーン対象となった時点でも乗り気ではなかった「ダブルマイルキャンペーン」

 
その後、キャンペーン期間中に4便利用する機会ができたので、「これならキャンペーンを利用して修行できるな~。」ということで、おそらく最初で最後であろう「修行」を敢行したわけですが、1月19日付けでボーナスマイル分がマイル口座に積算されていました。
 
修行外の利用で羽田から福岡入りで帰りは大分、羽田=神戸往復などをこなしながら、不足分を羽田=那覇を往復しました。
 
ここで重要なのが、プレミアムポイントがブロンズ基準の30,000PP到達後、プラチナ基準の50,000PP到達までの「ブロンズ事前サービス」期間中は、区間基本マイル+ボーナスマイル+キャンペーン分のダブルマイルが積算されたことです。
 
 
 
例えば、ブロンズ事前サービス中の羽田=那覇は区間基本の1,230マイル、ANAカードワイドゴールド+ブロンズのボーナス45%分の553マイルが搭乗翌日に、そして今回ダブルマイルキャンペーン分として1,230マイルが加算され、合計3,013マイルが積算されたので、トータルのボーナスマイル積算率は145%となりました。
 
そして、プラチナ到達後は2016年1-3月実施分のダブルマイルキャンペーンは対象外なので、ここから2017年3月までのボーナスマイルはANAカードワイドゴールド+プラチナ1年目の95%ということになりそうなので、今考えるとブロンズ事前サービス中の羽田=神戸、羽田=沖縄はとてもお得だったのですね。
 
 
プレミアムサービスメンバーのみの特典」でも書いたとおり、ANAゴールドカード特別ボーナスマイル、アップグレードポイントやANA SKY コインへの交換レート優遇など、SFC会員では受けられないサービスがいくつかあるので、修行をしなくても獲得プレミアムポイントが20,000PPを超えそうだったら「ブロンズ修行」、修行なしでブロンズ基準の30,000PPを超えそうだったら「プラチナ修行」がてら、ダブルマイルキャンペーン期間中にどこかに旅行に行くのもありかもしれません。
 
 

2016年1月8日金曜日

ANAカード「ゴールドカード」の比較

ANAアメリカンエキスプレスカードの勧誘」でも触れましたが、主要空港の搭乗ゲート付近でANAアメリカンエキスプレス・カードの勧誘が行われています。

「航空券の購入がアメックスであれば1.5倍、アメックスゴールドであれば2倍貯まりますよ」
「キャンペーンでご利用金額に応じてボーナスマイルも貯まりますよ」

伊丹空港で勧誘に引っかかった勧誘を受けた際は
「アメックスゴールドであればカードをお持ちになるだけでお食事のサービスもありますよ」

などと魅力的な誘い文句でANA アメリカンエキスプレス・カードの作成を勧めてきます。


食事サービスというのは、アメックスのことはあまり知らなかったので、ラウンジで軽食サービスでもあるのかと思いましたが、「エアポート・ミール」というサービスで、出発1週間前までに羽田発、伊丹発の航空券をアメックス専用窓口の「ゴールド・デスク」を通じて購入すると、当日空港で利用できる1,000円分のお食事クーポンがもらえるというサービスのようです。


とはいえ、ANAグループでの利用でマイル2倍、エアポート・ミールといったサービスがあるということは高額な年会費でサービスの原資をあらかじめ徴収されていると言っても過言ではありません。
そこで、各種ANAカードの「ゴールドカード」を実用面にスポットを当てて比較してみたいと思います。



まず、ANAカードの「ゴールドカード」はANA JCB / VISA / MASTER ワイドゴールドカード、ANA・アメリカンエキスプレス・ゴールドカード、そしてANAダイナースカードが該当します。


カードブランド 年会費 主なサービス内容
ANA JCB ワイドゴールド 14,000円+税 ポイントからマイルへの移行手数料無料

楽天EdyにANA JCBワイドゴールドカードを利用してチャージすると200円につき1マイルがマイル口座に直接積算されます。
ANA VISA/MASTER ワイドゴールド 14,000円+税 ポイントからマイルへの移行手数料無料
ANAダイナースカード 27,000円+税 ポイントからマイルへの移行手数料無料

楽天EdyにANAダイナースカードを利用してチャージすると200円につき1マイルがマイル口座に直接積算されます。
ANAアメリカンエキスプレス・ゴールド 31,000円+税 ポイントからマイルへの移行手数料無料

ANAグループ(航空券購入、機内販売など)で利用の場合はポイント2倍=100円につき2マイル相当

羽田、伊丹発の航空券を「ゴールドデスク」を通じて購入すると1,000円分のお食事クーポン「エアポート・ミール」


まず、ゴールドカードの共通特典としてポイントからマイルへの移行手数料が無料になります。
通常、JCBは2年に1度5,000円+税、VISA/MASTERは2年に1度6,000円+税、アメックスはANAグループでの利用はポイント1.5倍とはいえ年間6,000円+税(自動更新)が必要になります。

また、ANAラウンジがない空港含め、空港のカードラウンジが基本料金無料で利用できます。(アルコール類は有料)


また、個別のサービスに目を移すと、ダイナースとアメックスはポイントの有効期限がないため、マイルを無駄にするということがありません。(高い年会費を払っているのでどんどんマイルを貯めて、色々と使わないと年会費分ペイできない可能性が高く、もったいないですが。)


さらに、ANAアメリカンエキスプレス・ゴールドのANAグループでポイント2倍、「エアポートミール」といったサービスが異彩を放っていますが、年会費は国内カード会社の倍以上になります。

例えば、ANAの航空券、機内販売などで2倍貯まるマイルを「プレミアムサービスメンバー」が1.7倍でANA SKY コインに交換して年会費差額分をペイしようとすると10,000マイル=17,000円相当のANA SKY コインが必要になります。ANAグループでの利用で10,000マイル貯めるためには100万円分の航空券や機内販売での利用が必要になります。

毎年家族で海外旅行を旅行会社のツアーではなく、ANAの旅作で購入したり、ビジネス利用の航空券は前もって自己購入し、代金は後日清算するという形であれば不可能ではないかもしれませんが、年に数回の旅行や帰省で利用するような場合はもちろん、SFC取得のためにプラチナ基準の50,000PPを全額自己負担で航空券を購入するといった場合でも、PP単価10円前後に抑えることができれば合計運賃は50~60万円といったところですので、ANAグループ利用だけで100万円というのはかなり難しい数字だと思います。



「楽天Edyチャージでマイル積算」と「AMCモバイルプラス」
次に、ゴールドカードの中ではANA JCB ワイドゴールド、ANAダイナースだけが対象の楽天Edyチャージでのマイル積算について。
空港売店のANA FESTAでの利用もアメックスゴールドのポイント2倍サービスになると思いますが、ANA FESTAは「Edyマイルプラス」対象店舗なので、楽天Edyで支払うと200円につき2マイル(通常は1マイル)積算され、上記の対象カードであれば、さらにチャージ200円毎に1マイルが加算されるので、200円毎に3マイル≒100円毎に1.5マイルという計算になります。

さらに、月額300円+税で「AMCモバイルプラス」に加入し、登録した携帯端末にダウンロードした楽天Edyで支払うと、通常200円毎に1マイルが3マイルにアップします。

よって、AMCモバイルプラスに加入した携帯端末にANA JCB ワイドゴールド、もしくはANAダイナースからチャージした楽天Edyで支払うと、通常の利用で200円毎に4マイル、ANA FESTAなどの「Edyマイルプラス」対象店舗で利用すると200円毎に5マイルが貯まるようになります。


私としては、ANA JCB ワイドゴールド 年会費15,120円+AMCモバイルプラス年間3,888円(月額324円×12か月)の合計19,088円が年会費を抑えつつ、マイルを効率的に貯めることができる組み合わせではないかと思っています。
月額324円をペイするには月々約20,000円以上をAMCモバイルプラスの楽天Edyで支払わなければなりませんが、空港ではANA FESTA以外にもほとんどの店舗、駐車場でも利用できますし、大手スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでも利用できるので、身近に楽天Edyが使えて、還元率も楽天Edyが最高という店がたくさんある方におすすめです。
※消費税率は現状の8%で計算

2016年1月6日水曜日

ANAのダブルマイルキャンペーンは活用すべき!?

対象者限定のダブルマイルキャンペーン。2015年にプラチナ基準に到達した私は対象外でしたが、プレミアムサービスメンバー未達の家族分には2016年1-3月分のダブルマイルキャンペーンが実施されています。(キャンペーン対象者になるためには、キャンペーン参加登録開始時点で10,000PP以上獲得し、30,000PP未満である必要がありそうな感じです。)




当該期間に修行を敢行する場合、キャンペーン対象の羽田=那覇と対象外の羽田=石垣ではどちらがお得なのか見てみましょう。


まず、羽田=那覇、プレミアムクラスの最安はプレミアム株主優待割引運賃で30,190円です。
この場合、区間基本マイルが1,230マイルで、ANAカードワイドゴールド保有の場合はボーナスマイルが307マイル積算されます。そして、期間中に国内線を10区間以上利用すると、さらに1,230マイルが積算され、合計2,767マイルになります。(積算時期は同時ではありません)

マイルはプラチナ到達後、1.7倍でANA SKY コインに交換することを前提で計算すると、約4,703円相当になり、獲得できるプレミアムポイントは2,860PPなので、(30,190円-4,703円)÷2,860PPでPP単価は実質約8.91円という計算になります。



次に、羽田=石垣、プレミアムクラスの最安はプレミアム旅割28で、便や曜日によって異なりますが、平日の羽田発NH89便が34,890円、折り返しNH90便が30,390円、NH91便と折り返しNH92便が32,890円ということが多いです。(プレミアム株主優待割引運賃は39,790円)


NH89便の場合、羽田=那覇と同様に計算すると1,530マイル+382マイルの1,912マイルが積算されます。ダブルマイルキャンペーンの対象路線ではないので、キャンペーンマイルは積算されません。

よって、1,912マイルは約3,250円相当になり、3,460PP貯まるので、NH89便のPP単価は約9.14円になります。同様に計算するとNH90便が実質約7.84円、NH91便/NH92便が実質約8.56円になります。(89便と90便で羽田=石垣を往復すると実質約8.49円、91便と92便で羽田=石垣を往復すると実質約8.56円)


しかし、ここで気になるのが、何度か触れてきて、個人的には修行における最大のネックともいえる、折り返し便なので同じCAさんが乗務する機材で羽田→石垣→羽田と移動しなければならないということです。羽田=石垣はB767-300かB787-8で運航されますが、那覇=石垣はB737-500やB737-800、関西、中部=石垣はB737-800といった小型機で運航されることが多いので、中型機の羽田=石垣は基本折り返しになります。


また、NH89便で石垣到着後、NH92便まで時間を潰すとしても、石垣空港にはANAラウンジやカードラウンジがないので、レストランやコーヒーショップで約5時間過ごさなくてはなりません。ラウンジであれば無料で飲み物やおつまみ系スナックがありますが、レストランやコーヒーショップに入るには何か注文しなくてはならないし、ワンドリンクで長居するのは忍びないです。


個人的な結論としては、羽田=那覇は株主優待券が必要なので、無料で取得した優待券を使うことが前提になりますが、羽田=那覇、羽田=石垣ともにPP単価は実質8円台になるので、ダブルマイルキャンペーン対象であれば急な予定変更でも便数が多く、折り返し便を避けても待ち時間は長くならない羽田=那覇の方が良いと思います。羽田=那覇であれば食後のアイスクリームも出ますしね。



株主優待券(優待番号ご案内書)を使わずにSFC修行

SFC修行(プラチナ/ダイヤモンド修行)において株主優待券(株主優待番号ご案内書)は必須アイテムです。ネットオークションの相場は直近では1枚4,000円前後です。



私が羽田=那覇を飛び回った2015年10月から12月は、株主優待券の相場がやや高止まりで1枚5,000~6,000円でした。

それでも、12月2日頃までは羽田=那覇のプレミアムクラスはプレミアム株主優待割引が30,190円、プレミアム旅割28が39,800円~でしたので、この状態ならば、優待券が高くても購入し、プレミアム株主優待割引運賃で予約した方が費用が安く抑えられ、予約変更もできるので使わない理由はありませんでした。


しかし、12月3日頃から年末年始に入る前の12月28日頃までの期間、プレミアム旅割28が35,090円で予約できました。この場合、予約変更ができないリスクはありますが、同期間のプレミアム株主優待割引運賃が31,090円だったので、自身のANA株保有分として送られてくる株主優待券で足りない分はプレミアム旅割28を購入しました。


2016年に入り、現時点で予約できる3月までの期間、プレミアム旅割28は39,800円~となっているため、再び株主優待券を購入してでもプレミアム株主優待割引運賃の方が最安運賃という状態に戻ってしまっていますが、GW前の4月前半、GW後から夏休みシーズンが始まるまでの5月中旬から6月末頃までのどこかで、プレミアム旅割28が値下げされる期間があるかもしれません。

さらに、11月から12月は1年の中で最も需要が弱い期間らしいので、今年も12月にそういった期間があるかもしれません。



羽田=那覇以外にも、羽田線でいえば、富山、小松、能登、大阪(伊丹/関西/神戸)、広島、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、石垣といったプレミアム旅割28が設定されている路線はプレミアム株主優待割引運賃+4,000円(株主優待券の相場)よりも、プレミアム旅割28で予約した方がコストを抑えることができます。その中でも羽田=長崎、鹿児島は約20,000円の運賃で1,900PP獲得できるので、PP単価は羽田=那覇の10.55円とほぼ同等になり、羽田=石垣は石垣12:00発のNH90便(ANA90便)がプレミアム旅割28が運賃30,390円で3,460PP獲得なので、PP単価は約8.78円になります。

他にも、関西発着の那覇線、石垣線もプレミアム旅割28が最安で、PP単価も8円台の便が意外とあるので、以前「国内線での修行路線②」で触れたような路線をプレミアム旅割28を駆使して飛び回るのも良いかもしれません。


2016年1月5日火曜日

ANAからの「新年のご挨拶」メール

ANAからの「新年のご挨拶」メールが届きました。これまでも届いていましたし、特に気にすることもなかったのですが、プラチナ基準に到達したので何らかの違いがあるのでは?と思い、前年のプレミアムポイントが約10,000PPの家族のメールを見せてもらったところ、似て非なるものでした。


まず、大きく異なるのがデザイン!
ではなく、フレーズです。

左側の来年度「プラチナ」の私は  「今年もお客様と見たい空がある」

右側の一般用が  「今年もたくさんの空をお客様と共に」

どちらの方が良いかは好みの問題ですし、どちらに使っても良さそうですが、デザインだけでなくフレーズも変えるというのは良いですね。


そして、デザイン。
左側はB787、右側はA320に見えます。どちらも航空機が飛行しているイメージですが、どちらかというと左側の方が飛行機が大きく描かれているので躍動感というか、ダイナミックな印象です。

ただ1つ気になるのは、左側にはANAという文字がないことですね。


だからどうしたという声が聞こえてきそうですが、こうやって少しずつ違いを見つけていくのも面白いかもしれません。





2016年1月2日土曜日

ANAが総2階建て大型旅客機A380を導入!?

2016年に入ってANAが総2階建てのA380を3機導入するという報道が複数のメディアからなされています。

昨年も似たような報道があり、その際はどうせ飛ばし記事だろう!とは思いつつも、スカイマークの再建スポンサーを選定する債権者集会の投票でANAがアメリカのデルタに大差で勝利したので、スカイマークにA330をリースしていたリース会社や、キャンセルされたA380のメーカーであるエアバスといった大口債権者に何かしら見返りがなければ、ここまでの支持を得ることは難しいとも思っていました。


まず。ANAは「ピタッとフリート」という需給に応じて機材を柔軟に振り分けるシステムを導入していて、そのシステムを可能にしているのが減価償却が済んでいる運行開始から20年前後経過したB777-200の存在です。

画像のB777-200(機体番号JA712A)は2004年10月登録の使用開始12年目の機材


「ピタッとフリート」の詳しい説明は割愛しましが、本来は退役してもおかしくない機材を使用し続けるということは、整備費用がかさんだり、予期せぬ故障や不具合などのリスクもあると思うので、スカイマークが運航していた機材と導入予定だった合計10機のA330をANAが引き受け、ANAのB777初号機であるB777-200(機体番号JA8197、1995年10月登録の21年目)などを退役させるのが現実的ではないかと思っていました。


これならば、リース会社、エアバスにとってはもちろんのこと、新型機の納入はB787-10が2019年頃、次世代型B777に至っては2021年とも言われているので、短期間で同一機材を多少のディスカウントのおまけ付き導入できることはANAにとってもメリットであると考えました。

しかし、こちらも報道ベースではありますが、その後、ANAもA330の導入を検討したものの、スカイマーク仕様のA330は全席がJALのクラスJのような幅広でシートピッチも余裕のある座席配置だったので、ANAの国内線仕様への改修に予想以上のコストがかかるのため断念したらしいです。



そして、今回改めて報道されたのがANAがA380を3機導入し、東京=ハワイ(ホノルル)路線に就航させるということです。個人的には「ANA国内線プレミアムクラスと普通席の狭間で 」にも書いた通り、A380導入にはもちろんデメリットはあるものの、工夫次第ではメリットの方が大きいと思います。
ただ、今回報道された通り、東京=ハワイで使用するのはどうなのでしょうか?


現状、ホノルルへは成田から2便、羽田から1便の計3便が運航されています。機材は基本的に中型機であるB767-300ERです。ここにA380を投入すると1便あたりの座席数が倍以上に急増します。

ちなみに、機材繰りの関係で、羽田発のNH186便の機材はホノルルからNH181便で成田に、成田発2便のうちNH182便の機材がホノルルからNH185便で羽田に向かうので、羽田発着便をA380で運航するとなれば、成田発着便にも1往復A380を充てなければなりません。6便中4便がA380となったら供給過多になる可能性が高いと思います。

そもそも、羽田がA380に対応していないという話もあるそうですが、C滑走路の改良・3,360mへの延長工事が完了し、供用開始されたので理屈上は羽田へのA380就航も可能なようです。


また、その4便をA380で運航すると機材は3機でちょうど良いのですが、NH185の羽田着は22:05で、NH186便の羽田発は22:35なので、NH185便で到着したA380は翌日のNH186便にするしかありません。2機のA380のうち1機を交互に23時間以上駐機しておくのは勿体ないので、ホノルル以外にもA380で運航される国際線が設定されるのか、国内線で利用されるのか分かりませんが、ホノルル線だけで運用ということはなさそうです。

個人的には国内線で飛ばしてほしいと思うのですが、後方の気流の問題から離陸間隔を長めに取らないといけないので、A380を羽田で利用できるのは早朝深夜のみという話もあり、早朝深夜の国内線自体が少ないですし、小型機でも満席になりにくいので難しいのでしょうか。
滑走路が4本あるので、離発着に向きや時間を工夫すれば昼間でも大丈夫なんじゃないの?と素人考えでは思ってしまいます。


A380のカタログベースでの価格(定価)は3機で1500億円と言われていますが、そもそも定価で契約すること自体が少なく、スカイマーク向けに製造中だった機体も含むという話もあるので大幅な値引きやアフターサービスを盛り込んだ契約になると思われるので、世間的には「大丈夫か?ANA」、「ANAは先を急ぎすぎて足元すくわれる」といったネガティブな意見も聞かれることと思いますが、原油価格の低迷が今後も続くと予想され、運航コスト面でも追い風が吹いています。



何はともあれ、飛行機が好きにとっては楽しみな話に変わりありません。