2016年1月24日日曜日

ANAカードでENEOSの落とし穴

ANAカード利用者御用達のガソリンスタンドといえば、ANAカードマイルプラス加盟店であるENEOSブランドのSSですね。
ENEOSで1Lあたりカード価格150円とよくある値引きパターンである現金価格は2円引きの148円であれば、私はANAカードで150円を選びます。

例えば2Lの場合、一見、1Lあたり2円引きの2Lで296円の方がカード価格の300円よりも4円もお得となりそうですが、ANAカードの場合は税込100円毎にカードのポイント1マイル分と、ANAカードマイルプラス分の1マイルで、100円利用毎に合計2マイルが貯まるので、ENEOSブランドSSのカード価格で300円の場合は合計6マイル貯まり、ANA SKY コインに交換する場合、ANAカード(一般)で1.5倍で9円分、ANAゴールドカードの1.6倍であれば9.6円分、プレミアムサービスメンバーの1.7倍であれば10.2円分の還元になるので、ANAカードでENEOSの方が断然お得になります。


ただ、最近の原油安で、ガソリン価格が100円台になるSSも多くなってきたので、1Lあたりの現金値引きと100円毎にポイント還元のANAカードを比較したときの、ANAカードの優位性が失われつつあります。(1Lあたりの金額が大きい方がANAカードの優位性が高まります。でも、ガソリン価格は安いに越したことはありません。)


それがガソリン以上に顕著に現れるのが灯油です。私が行きつけのENEOSは、レギュラーガソリンがカード価格102円、現金価格が100円で、灯油はカード価格が47円、現金価格が45円です。

この価格で灯油を18L購入した場合、現金価格は810円、カード価格は846円となります。

カード価格846円をANAカードで支払った場合、カード利用ポイント分8マイルと、ANAカードマイルプラス分の8マイルで合計16マイルが貯まります。その16マイルを「プレミアムサービスメンバー」特典である1.7倍でANA SKY コインに交換すると約27円分になり、カード価格である846円に27円還元されても819円で、現金価格の810円には及ばなくなってしまいます。

もちろん、ANAカードには前年の利用実績に応じてボーナスポイントが付与されるので、実際にはもう少しマイルが貯まったり、18L単位ではなく800円の金額指定で購入すれば846円で16マイルよりも、800円で16マイルの方が還元率も良くなるので一概には言えない部分もあります。


原油安はそろそろ下げ止まりとも言われているので、レギュラーガソリン価格が90円や80円を割りこむ可能性は低いでしょう。なので、当面は現金価格よりもANAカードでENEOSの方がお得といったことに変わりないとは思いますが、灯油や洗車機といった低価格帯の商品で、カード価格と現金価格に開きがある場合は少し計算してから利用することをオススメします。




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