2015年11月8日日曜日

ANAの新株主優待券は改善?改悪?

私自身、ANAホールディングスの株主であるため、年に2回、株主優待券やANAグループで使えるクーポン冊子が届きます。(それでも足りない場合はネットオークションで落札もします。)


この株主優待券が2015年発送分から「株主優待番号ご案内書」に変更となり、購入の際に登録用パスワードを登録することでANAのSKIPサービスが利用できるようになりました。株主として自身で優待を利用する身とすれば、これまでは搭乗当日に空港のチェックイン・購入機でバーコード付きの株主優待券を回収するための搭乗手続きが必要だったので、事前にネット上で手続きを済ませれば当日はそのまま保安検査場に向かえるので、個人的には大きな改善・進歩だと喜んでいました。


しかし、世間での反応は違ったようで、そのことを色濃く表しているのがネットオークションでの取引相場の逆転現象です。
利用条件が全く同じで、搭乗期限が2015年11月30日の旧券と、2016年5月31日までの新券で旧券の相場が高くなるという現象が起きました。


では、なぜこのような逆転現象が起こったのでしょうか?


私が考えた理由は3つあります。

1. これまでと利用方法が違うので、旧券が使えるうちは慣れ親しんだ旧券が良い。

2. 2015年11月30日までは旧券しか使えないと勘違いしている。

まあ、この1、2は中にはいるのではないか?レベルです。
そして最も大きい理由と思われるのが3です。


3. 新券は購入時点で優待番号を登録しないと購入が完了しないという勘違い


これまでは手元に優待券がなくても、搭乗当日までに用意すれば、当日にチェックイン・購入機で手続きを済ませることで搭乗できていたのが、今回の変更で「購入時点で優待番号を登録できる」ことを「購入時点で優待番号を登録しなければならない」という誤解が生じ、航空券を予約するまでに優待番号ご案内書を必要枚数そろえなければならないということになってしまい、それなら旧券を安値で落札できるかもしれない(金券ショップで売っているかもしれない)から搭乗日まで粘れる旧券タイプで予約しようという考えだったのかもしれません。


ただ、こうして書いているうちに予約から決済までの猶予期間は3日しかないので、支払いの先延ばしにはならないし、競争率の高い路線でもたもたしていると空席がなくなってしまったり、座席指定で窓側、通路側がなくなって、間の席や後方しかなくなってしまったり、あまり旧券をわざわざ選ぶメリットがないと感じています。


結局なぞのままです。。。
(次回はその株主優待番号ご案内書の利用方法について書こうと思います。)

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