2016年6月27日月曜日

連休中は要注意の羽田空港駐車場と出発ゲートの位置関係



夏休み期間までもう少しとなり、航空券を購入したり、駐車場を予約したりしている方も多いと思いますが、今回は駐車場と搭乗ゲートの位置関係について、分かる範囲で紹介しようと思います。

まず、ANA便、ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤー(北九州線は第1ターミナル)とANAのコードシェア便は第2ターミナル発着になり、羽田空港の第2ターミナル側駐車場は北側のP3と南側のP4になります。

実際に搭乗予定便が何番の搭乗ゲートから出発するのかは、前日の夕方にならないと分かりませんし、当日空港に向かっている途中に搭乗ゲート変更のお知らせが届いたりすることもあるのですが、コードシェア便の搭乗ゲートは何となく分かるのです。
それは、地図上でも色分けしたように、ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤーと会社別に使用するゲートがある程度は決まっているようだからです。

実際に、東京方面から車で空港に入ってくると、まず左側の車窓に51番、52番、53番あたりに駐機されたソラシドエアの機体が目に入ってきますし、搭乗便が出発のために動きだすと56番ゲートにはエアドゥのB767-300が駐機されていることが多い印象です。
また、その56番を除き、57番から68番のいわゆる内側になるゲートにソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤーの航空機が駐機されているのを見た記憶がありません。

もちろん、各社の運航便はそれらの限られた搭乗ゲートだけでは全ての便をさばききれないので、ANAとのコードシェア便はバスゲートからの搭乗となる確率も高くなります。


駐車場の予約にも役立つ

同じ第2ターミナルからの出発とはいえ、北側のP3を予約したのに、出発便は南側68番ゲートということになると、駐車場から搭乗ゲートまでは結構な距離を歩くことになります。
そこで、搭乗予定便によってどのあたりの搭乗ゲートになるのかを見越して予約することができます。まず、先ほども書いた通り、ANAとのコードシェア便を利用する際は、運航航空会社によってある程度搭乗ゲートが決まっているので、ソラシドエア、エアドゥの場合はP3、スターフライヤー(北九州便除く)の場合はP4を予約すると移動が楽になると思います。

ANA運航便(ANAウィングス含む)の中でもある程度は搭乗ゲートの予想できるかもしれません。
まず、新千歳、伊丹、福岡、那覇など幹線とも言われる路線では運航機材がB777-300、B777-200、B787-9など大型機で運航されることが多いので、58番~65番あたりから出発することがほとんどです。
また、B737-800やA320といった小型機は南ウィングの66番ゲート以降に駐機されているケースが多いような印象を受けます。もちろん、当日の天候や遅延状況、機材繰りの都合で予想外のゲートから出発ということも十分に考えられるので、目的地がどこだからとか、搭乗予定便の機材が〇〇だからということが当てにならないということもあるとは思います。


連休中は駐車場の予約は必須?

まず、羽田空港国内線のP1~P4は各駐車場毎に決められた枠内でインターネットから予約ができ、出庫時に時間に応じた駐車料金と予約料金1,000円をまとめて精算機で支払います。
ここ数年でいえば、2014年のお盆、2015年の7月の3連休に泊まりで出かけたのですが、連休初日の早朝の段階ではP1~P4全てが空車ありになっていました。しかし、通常は閉鎖されているP4別館が開放されているにもかかわらず、連休の2日目、3日目といったお昼頃に羽田に戻って来た際は全ての駐車場が満車で入場待ちの車列がかなり長くなっていて、「入庫までここから2時間待ち」といったようなプラカードを掲げた警備員の姿もありましたので、連休初日であっても出発便が10時~午後以降になる場合は事前に予約しておいた方が良いと思います。
また、連休2日目以降が出発という場合、早朝であれば空きはあると思いますが念のため予約しておいた方が良いかもしれません。


ダイヤモンド/プラチナ/SFC会員はP3予約にも優先枠

ANAダイヤモンド/プラチナ/スーパーフライヤーズカード会員の特典として羽田空港P3駐車場の優先予約があります。各ステイタスのお客様番号でANA SKY WEBにログインした状態で「プレミアムメンバーサービス」のリンクから駐車場予約サイトにアクセスすると、ほぼ同時刻でも異なった空車状況が表示されます。

ご覧のように、通常ですと平日でも満車で予約できない日もあるのですが、P3優先予約サービスからアクセスすると予約可能な日がだいぶ多くなります。肝心な土日、祝日に目に見えるほどの差がないので微妙に思われるかもしれません。
ただ、私は7月17、18日の2日間利用したくて予約開始日の夕方にアクセスしたところ、17日しか予約できなかたのですが、数日たってから再度確認したところ、満車のはずだった18日が空車になっていたので、予約変更から出庫予定日だけを変更し、無事2日間の予約が取れました。

17日は早朝便なので搭乗手続き開始時刻の5:15に合わせて空港に向かえば止められないということはないと思いますが、P3を予約すると原則ターミナル直結の4階を利用できるのと、出発が連休2日目なので、連休初日から泊まりの車は基本的に出庫しないので、念のため予約しておきます。
その上で、前日夕方の搭乗案内で出発ゲートが南側でP3から距離がある場合などはその時点で予約をキャンセルし、5:00頃にP4に到着するようにすることもできます。

なので、私と似たようなことをする方が多いのか定かではありませんが、なかなか予約ができない状況が続いたとしても、搭乗前日の夜になるとP1からP4全ての駐車場が予約可能な状態になるということも珍しくありません。


ただ1つ言えることは、送迎やショッピングなど空港に訪れることが目的の方はまだしも、当日飛行機で移動する方は乗り遅れるということだけは避けましょう。


■通常の空車状況



■ANAプレミアムメンバーサービスの空車状況

2016年6月22日水曜日

ANA SKY コインの使い方(ANA国内線・旅割75の運賃を支払う)


10月29日の往路NH239便は旅割75で購入すれば14,290円、復路は272便か274便で決めかねているものの、どちらにしても旅割75で購入すれば10,790円なので、往復運賃は1人当たり25,080円ということになります。そして、同日の羽田=福岡を特典航空券で取ろうとすると、レギュラーシーズンで15,000マイルの区間になります。


ダイヤモンド/プラチナ/ブロンズメンバーは50,000マイル以上をANA SKY コインに交換すると1.7倍のレートが適用されるので、15,000マイルは25,500円分相当のANA SKY コインになります。なので、15,000マイルで特典航空券を予約するよりも、15,000マイルを1.7倍で交換したANA SKY コインで支払った方が420円分のANA SKY コインが手元に残るうえに、フライトマイル、プレミアムポイントを積算されます。なので、文句なしにANA SKY コインで支払った方がお得です。


次に、スーパーフライヤーズカード会員、ANAカードの各種プレミアムカード、ゴールドカードであれば50,000マイル以上で1.6倍の80,000円分のANA SKY コインになり、15,000マイルは24000円相当なので運賃だけで見れば特典航空券の方がお得になります。

ただし、私は現在プラチナ期間中で保有するのはANA JCB SFC ゴールドなのですが、来年以降、ステイタスが切れた状態でも、羽田=福岡を旅割75で往復するとフライトマイルとボーナスマイル合計で片道595マイル、往復1,190マイル積算されます。したがって、特典航空券で15,000マイル消費するとフライトマイルもプレミアムポイントも積算されないので、ANA SKY コインで支払うと消費した15,000マイルのうち1,190マイルが戻ってくるとも言えるので、消費したマイルは実質13,810マイルということになります。

もちろん、旅割75をANA SKY コインで支払うと予約変更はできませんが、特典航空券は予約変更ができるなど、特典航空券ならではの使い勝手もありますが、国内線で家族旅行や帰省など、スケジュールがピンポイントで確定していて、旅割75を購入することができ、SFC会員の1.6倍、プレミアムメンバーの1.7倍といったレートでマイルをANA SKY コインに交換できる場合は特典航空券よりもお得となるケースの方が多いのではないでしょうか。


特典航空券=タダで飛行機に乗れる⇒お得な方法と考えてしまいがちですし、いちいちどちらがお得なのか計算するのが面倒に感じてしまうかもしれませんが、ぜひ比較してから予約してみてください。



ちなみに、航空運賃をANA SKY コインで支払う場合の大まかな流れは以下の通り。

①予約情報一覧から支払う便を選択
②予約詳細画面から「購入手続きへ」をクリック
③クレジットカード情報入力画面がデフォルトになっているので「支払方法を変更」をクリック
④支払い方法一覧から「ANA SKY コイン」をクリック
⑤支払いに充てるANA SKY コインを10円単位で指定します。

通常、ANA SKY コインは残高が十分であれば全額ANA SKY コインが充てられていますが、ANA SKY コイン使用分は10円単位で任意の金額に変更できます。
そして、ANA SKY コインが不足していたり、ANA SKY コイン使用分を減額した場合、残りの金額のみをクレジットカードで決済することになります。








2016年6月17日金曜日

プラチナメンバーとSFC会員の座席指定範囲の違い

2017年3月までのプラチナサービス終了後はスーパーフライヤーズカード会員となるのですが、ボーナスマイル積算率、ANA SKY コインへの交換レートは明示されているので分かりやすいのですが、1つ分かりにくというか、心配なのが「ANA国内線座席指定の優先」の事前指定可能範囲がどの程度変わってくるのかということです。

その他、普通席利用でもSFC会員であればプレミアムチェックイン、羽田、新千歳、伊丹、福岡の専用保安検査場、主要空港のANAラウンジ、手荷物の優先取り扱いなどの特典は利用できるので、座席指定可能な範囲がプラチナメンバーとSFC会員で大きく異なるということがない限り、個人的にはステイタス維持のためのプラチナ修行はしなくて良いと思っています。


そこで、今回は家族の中のANAカード(一般カード)会員で予約し、そこにSFC会員(家族カード)、プラチナメンバーの順に搭乗者を追加し、事前座席指定可能な範囲の変化を見てみたいと思います。



























ご覧のように、ANAカード(一般カード)会員とSFC会員(家族カード)の座席指定可能範囲の違いは一目瞭然の差があります。SFC会員(本人)がプラチナサービス提供期間中であるか否かによって、家族カード会員が利用する際の座席指定可能範囲に違いはないと思うので、プラチナメンバーとSFC会員の差はプレミアムクラスの設定がある国内線仕様のB767-300の場合は1列程度なのかもしれません。



さらに、普通席の2、3ブロック目は以下のようになっています。SFC会員もプラチナメンバーも指定できる座席に差はなく、21列目の足元が広い座席のみANAカード会員は指定できなくなっています。中央の3席は指定済みなのか、ダイヤモンドメンバー向けにブロックされているかは分かりませんが、前方座席よりも足元の広い座席の方が良いという方もいらっしゃるようです。

そして、ANA利用に際する基本的なサービスは受けられる中、座席指定可能な範囲にも大きな差がないということになりそうなので、現状の制度が続いたり、プレミアムメンバー向けに新たなサービスが導入されたりしない限り、修行フライトをする必要はなさそうです。


◆プラチナメンバー
























◆SFC会員(家族カード)
























◆ANAカード(一般カード)会員

マイルは航空機利用のために使わなきゃ意味がない

以前「ANA国内線、特典航空券かANA SKY コインで旅割購入か」でもお伝えした通り、ANA国内線では特典航空券を利用した方がお得な場合、旅割75、旅割55などの割引率が大きい運賃をANA SKY コインで支払った方がお得になる場合のどちらも存在しています。

言い換えれば、ANA SKY コインはどんな運賃に使用しても、50,000マイルをANA SKY コインに交換すればSFC会員は1マイル1.6円、プレミアムメンバーは1マイル1.7円の価値があるのです。


さて、私はANAカードがメインで、余程のことがない限り航空機もANAを利用するのですが、電子マネーWAONへのチャージでもマイルが貯まったり、JALのみ就航している都市への移動などに備え、ANAカードはJCBブランドなので、VISAブランドのJALカードも保有しています。


そこで最近、JALカードのあざといと言うか、うまい戦略をいくつか目の当たりにしました。


1. フライトマイルではなくPontaポイントが貯まる「Pontaコース」
http://www.jal.co.jp/jmb/earn/travel/byflight/ponta/
ここでしれっと「フライトマイルの半数のPontaポイントを加算します」と書いてあるのが大問題なのです。画像通り、ウルトラ先得で東京=沖縄(那覇)往復で738Pontaポイントですが、フライトマイルであれば1,476マイル積算されるのです。
例えば、最低限の使い方である国内線の特典航空券ですら、1マイル1.5円から2円程度に換算できるので1,476マイルは2,500~3,000円程度の価値があります。
しかし、Pontaコースにしてしまうと738Pontaポイント。Pontaポイントも使い方によってはお得な利用方法があることは知っていますが、JALからすれば特典航空券にマイルを利用されるより原資負担はかなり抑えることができます。


仮に、こういったサービスをANAが追随するとなれば、すでに相互サービスを行っているnanacoポイントやTポイントが有力候補になると思いますが、こういったサービスは真似しないでも良いと思います。

先日送られてきたのですが、「メールを受け取られたお客さま限定」と銘打ちながら、抽選で10名にPontaぬいぐるみという何ともしょぼいキャンペーンで勧誘されても、私としては「騙されないぞ!」とでも言いますか、絶対にやってはいけないと思ってしまいます。

JALからすると過去に1往復2区間しかJAL便を利用したことがない私をライトユーザーと認識して、マイルをあまり貯めていないからPontaコースはいかがですか?ということかもしれませんが、一応25,000マイルほどJALマイレージバンクにも貯まっているんですけどね。
また、JALマイレージバンク新規入会画面にはマイルコースかPontaコースを選択する項目がないので、そもそもマイルに興味がない人がマイレージバンクに入会し、その後にマイルとPontaのメリット、デメリットを考えてコースを切り替えるまでに至るのでしょうか。



2. 中部電力の電気料金支払いにJALマイルが使える
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3260611_21432.html

まあ、これは予想通りと言いますか、JALに限らず、ANAマイルからnanacoポイントやEdyなど、自社グループ以外へのマイルからポイント等への移行は1マイル1円にしかならないことがほとんどなので、ネットでニュースになっているのを見て、もしかして1マイル1.1円以上に充てられるのかな?と思いましたが、予想通り1マイル1円でした。それでも、マイルが電気料金の支払いに使えるというおそらく日本初という取り組みなので、様々な配信元でニュースになっているので、その点、このキャンペーンは「あざとい」と思ってしまいます。

似たような電力自由化関連のサービスでは、ENEOSでんきの支払いにANAカードを利用すると、クレジットカードのポイントとは別に支払い税込200円毎に1マイルが積算される「ANAカードマイルプラス」に似たサービスを行っています。この場合は都合マイルが1.5倍貯まることになり、マイルは特典航空券やANA SKY コインで利用できるので、お得に使えるキャンペーンかもしれません。



今回、たまたまJAL関連のキャンペーンを立て続けに知ったのでこういう書き方になりましたが、タイトル通りせっかく貯めたマイルは航空機利用のため(特典航空券やANA SKY コイン、eJALポイント)に使わないと意味がないとまでは行かなくとも、もったいないです。

ANAカードの場合、通常の年会費プラス、最長3年に1度、6,000円+税のマイル移行手数料を支払うことでクレジットカード決済1,000円毎に貯まる1Pを10マイルに交換できます。
また、JALカードの場合、年会費プラス、年額3,000円+税のJALカード・ショッピングマイルプレミアムに加入することでクレジットカード決済100円毎に1マイル貯まるようになり、いずれの場合も年会費+αの支払いによって1%マイル還元を実現し、使い方次第では1マイルが2円どころか、国際線の特典航空券で利用できればさらにお得に使えるので、高額な年会費や手数料を支払ってマイルを貯めるのです。


しかし、今回のキャンペーンのように、利用者側が進んでマイルの価値が目減りするような使い方は避けるべきですし、結局は還元率が1%になってしまう電子マネーやポイントへの移行しかマイルの使い道がないという方は、航空会社マイレージ系クレジットカードでなくとも、年会費無料で1%還元のクレジットカードはたくさんあります。

ただ、1%還元と1%マイル還元でマイルを特典航空券やANA SKY コインに使うと結果的に1.5%、2%、場合によってはそれ以上の還元率になるのでは、スタートの部分が同じ1%でも大きく違ってきます。衣食住の支払いほとんどをANAカードなどの航空会社系クレジットカードにまとめると年間でかなりのマイルを貯めることができます。ガソリンスタンドは現金割引、あのお店は〇〇カード、コンビニは△△カードでチャージした電子マネーと色々と使い分けるのも一つの方法ですが、全ての支払いをANAカードの方が結果的にお得になっているかもしれませんので、マイルの貯め方、マイルの使い方について、改めて確認してみることをオススメします。

ANA国内線コードシェア便の座席指定 - ソラシドエア編 -

羽田=福岡はANA自社便も多数運航されているので、SFJ運航便を予約しなければならないということはありませんが、北九州は全便SFJ運航便のコードシェア便、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島になるとANA便とSNA便(ソラシドエア)のコードシェア便がほぼ半々なので、時間帯によってはコードシェア便を選ばなくてはならないというケースも出てきます。

また、コードシェア便をANA便として予約しようとすると旅割75や旅割55は空席がなく、旅割28や特割しか残っていないのに、運航会社のサイトから空席照会すると数千円安い席種が予約できることがあります。
ただし、プレミアムメンバー、スーパーフライヤーズカード会員がコードシェア便をANA便として予約するとプレミアムチェックインやラウンジ、手荷物の優先取扱といった各種特典が利用できたり、ANAマイレージクラブにマイルやプレミアムポイントを貯めることができますが、SFJ便、SNA便として予約してしまうとそういった特典が受けられなくなってしまうので注意が必要です。



では、コードシェア便を利用する際、プレミアムメンバー、SFC会員のANA国内線座席指定の優先はどのようになっているのか、当面先になりますが、福岡空港、もしくは多少距離は伸びますが熊本空港からのアクセスもできなくはないので、今回は羽田=熊本の座席指定を見てみたいと思います。



◆ANAカード(一般カード)会員として予約
2013年に羽田=大分のソラシドエア運航便をANA便として利用した際はANAカード会員であれば前方座席も事前指定できたのですが、こちらも2014年冬ダイヤからのANA便同様に前方座席は指定できなくなってしまったようです。現時点で指定できる最前方は14列目の6席と18列目から23列目の機体右側となっています。































◆プラチナメンバーとして予約
プラチナメンバーとして予約すると機体右側の前方2列目から指定できます。まだ4か月以上先の便なので1列目は指定済みではなく、ダイヤモンドメンバー向けにブロックされているのだと思われます。3、4ブロック目はANAカード会員と空席状況は変わらないので、ソラシドエア運航便にも「ANA国内線座席指定の優先」が存在し、対象は機体右側の前方から4列の12席となると思われます。





























◆ソラシドエア運航便をソラシド・スマイルクラブ会員として予約
以前、羽田=大分を利用する際、ソラシドエアのマイレージにも登録だけはしておいたので、SNA便として予約してみました。ソラシドエアにもANAカードのようなSolaseed Airカード、プレミアムメンバーサービスのようなソラシドファーストメンバーズというサービスがあるようなので、それらの会員向けに前方座席がブロックされているのかは定かではありませんが、一般のソラシド・スマイルクラブ会員としての予約であっても2列目、3列目から指定できます。
また、プラチナメンバーがANA便として予約した際に指定できるエリアが丸々指定できなくなっているので、機体右側の1~4列、18~23列の10列30席と14列目6席の合計36席はANA便として予約しないと指定できない座席のようです。


























こうして実際に確認してみると、SNA運航便であってもANA便として予約すればプレミアムメンバー、SFC会員としての特典は一通り受けることができ、ANA国内線座席指定の優先として前方座席にも事前指定可能なエリアが設定されているようです。言い換えると、ANA便として購入した乗客は機内の特定エリアに集中しているということになります。

とはいえ、九州路線はスターフライヤー、ソラシドエアとのコードシェア便が多く、コードシェア便を選ばざるを得ないということも十分にありえるので、SFC会員としては一安心と言えるかもしれません。

機会があれば羽田=新千歳のエアドゥ運航便、羽田=福岡、北九州などのスターフライヤー運航便のコードシェア便についても検証してみたいと思います。

2016年6月16日木曜日

夏休み初めの3連休におけるANA国内線の座席指定

夏休み初めの3連休まで1か月を切り、反響の大きいと思われるANA国内線の座席指定について、私が利用予定の7月17日のNH671便を見てみましょう。
ちなみの、土曜日からの3連休では金曜夜から土曜早朝の便で故郷や観光地に向かうというケースが多いと思うので、日曜早朝は比較的空いている便だと思います。


◆プラチナメンバーとして予約
おそらくダイヤモンドメンバー向けに一部がブロックされているであろう普通席最前列の列番号5は空席がありませんが、6列目からはまだまだ事前指定可能な座席があります。7列目中央の横並び3席が指定可能にも関わらず、10列目の3席が指定済みなので、おそらくプラチナメンバーとブロンズメンバーの境界線が9列目と10列目になるのだと思います。
ただし、21列目の足元が広い座席は3席空いているにも関わらず、ANAカード会員として予約すると事前指定はできなくなっています。
ということで、ステイタスの切れたスーパーフライヤーズカード(SFC)会員はどうなっているのかも含め、とても興味深い結果となりました。






































◆ANAカード(一般カード)会員として予約
7列目中央の中間席1席だけ指定可能ですが、基本的に5~12列目までは窓側、通路側は指定できません。また、足元の広い21列目もプラチナメンバーでは3席空いているにも関わらず、ANAカード会員で予約すると21列目に空席はありません。

























そして、さすがに後方2ブロックになると空席状況は全く同じでしたので、空席状況のみ。













【結論】
これまでプレミアムメンバー、SFC会員向けのANA国内線座席指定の優先サービスは普通席のうち前方座席のみが対象だと思っていたのですが、今回のプレミアムクラスのある国内線仕様のB767-300では、21列目の足元が広い座席もサービスの対象としてブロックされていることが分かりました。多くの利用客が見込まれる連休中だからなのか、私がこれまで気付かなかっただけなのか定かではありませんが、こんなところまでブロックするのですね。
SFC会員としては便利な座席の多くが座席指定の優先対象としてブロックされているのはうれしい限りですが、ANAにとってはそこそこ良いお客と言えるかもしれない回数こそ少ないとはいえ、ANA便に搭乗してくれるANAカード会員ですらあまり良い座席は事前指定できないんですね。

こうなると、JALにおけるSFC同様のJALグローバルクラブ会員とJALカード会員の事前指定可能な座席の違いにも興味が沸いてきます。(JGC会員になろうとは思いませんが。)

2016年6月3日金曜日

連休前夜のANAギャラクシーフライトが気になる

タイトルで「連休前夜のギャラクシーフライトが気になる」とは言ったものの、暑い夏に旅行するなら常夏の沖縄より避暑地がいいし、台風シーズンは台風直撃によって欠航や遅延が生じたり、飛行機は無事飛んだとしても現地滞在中が悪天候では楽しめないので、不可抗力による欠航の場合は払い戻しがあるとはいえ、修行も含め沖縄は台風シーズンを避けています。


では、何が気になるのかといえばやはり座席の指定状況です。

7月は16日(土)から18日(月)は3連休という方が多いと思うので、15日(金)のギャラクシーフライトNH999便(羽田=那覇)が人気なのは想像に難くありません。

NH999便は羽田を深夜22:55に出発し、那覇に25:40(1:40)に到着します。以前テレビ番組でギャラクシーフライトが取り上げられた際に、ギャラクシーフライト運航日はレンタカーの営業時間や、ホテルのチェックイン時間を延長して対応している会社もあるようなので、使い方次第で限られた時間の有効活用ができるという点が人気を呼んでいるということです。



ご覧のように予約状況を見ても、ギャラクシーフライトのみならず、NH479便が空席待ちという状況です。やはり、沖縄滞在中は時間を有効活用したいという考えがあるようです。

とはいえ、深夜のフライト後にレンタカーを借りたり、ホテルにチェックインして改めて寝てしまうと、午前中いっぱい眠気や体のだるさが抜けないんじゃないかと思いますし、それなら早朝便のNH461便で8:50に那覇に到着した方が自分には合っているような気がします。



























それでは、15日(金)のギャラクシーフライトNH999便の座席指定状況を見てみます。

◆SFC会員(プラチナサービス提供期間中)
プラチナメンバーとして予約しているので、「国内線座席指定の優先」サービスのダイヤモンドメンバー向けにブロックされているであろう数席を除けば現時点でほぼ全ての座席を事前に指定できるはずなので、前方座席もかなり埋まっているようです。
また、予約人数が2名となっていることからも分かると思いますが、プレミアムチェックインと羽田や新千歳、伊丹、福岡などの専用保安検査場は会員本人のみが利用可能ですが、「国内線座席指定の優先」は会員本人と同じ便をまとめて予約することが前提になりますが、ラウンジ同様に同行者もサービスを受けることができます。













◆ANAカード(一般カード)会員
やはり、普通席の最前方ブロックは「国内線座席指定の優先」サービス向けにブロックされていることが一目瞭然です。一部の中間席は指定できますが、窓側、もしくは通路側から複数人数で横並びで指定するとなると22列目以降になってしまいます。
とはいえ、2ブロック目以降はプラチナメンバー、ANAカード会員ともに空席状況は全く同じです。













では、最後に「国内線座席指定の優先」対象のプラチナメンバーとANAカード会員で指定できる座席が異なる普通席最前方のブロックのみGIFアニメで比較してみました。5列目から10列目までと、13列目の空席状況の違いが分かりやすいと思います。

2016年5月27日金曜日

ANAアップグレードポイントを有効活用する方法は?

ANAのアップグレードポイントの使い道について考えてみたいと思います。

まず、スーパーフライヤーズカード取得のためにプラチナ修行をするということは、毎年ある程度のANA利用機会はあるものの、普通に利用しているだけではプラチナ/ダイヤモンド基準にプレミアムポイントが到達することはないので、どこかでプラチナ基準到達のためだけにANAを利用し、その後はまた国内線メインの利用で、年間の獲得PPは10,000~20,000PPという使い方を前提とします。


昨年、プラチナ基準の50,000PPに到達し、1人で利用することも多いのですが、家族揃って利用することもあるため、全員が国内線ラウンジを利用できるようにスーパーフライヤーズカードを家族カードも含め即入会手続きを行ったところ、前年度のプレミアムポイントに応じて付与された20Pと、付かないと思っていたSFC会員に付与される4Pも付与されたため、今年度は合計24Pのアップグレードポイントを保有しています。



















そのアップグレードポイントの使い道は大きく分けて3つあります。
1. 座席のアップグレード
2. ラウンジの利用
3. ANA SKY コインへの交換


1. 座席のアップグレード
国内線
普通席からプレミアムクラスへのアップグレードポイント:4P
国際線



























国内線利用がメインな私の場合、4Pで普通席からプレミアムクラスへのアップグレードが利用しようと思えば利用できる現実的な選択肢ですが、いざプラチナに到達しSFC会員になると国内線座席指定の優先で前方座席が指定でき、利用当日もプレミアムチェックイン、ラウンジが利用でき、到着空港でも手荷物が優先的に返却されるなど、何の不自由もなく快適に利用できるので、飛行時間が総じて1時間程度の羽田発着の国内線利用時はプレミアムクラスを利用したいという気持ちにはなりません。
また、いざ沖縄にでも家族旅行しようとした場合、比較的飛行時間の長い羽田=那覇のプレミアムクラスは「ご予約のお客様をもって満席」というケースが多く、旅行であれば早い段階から予定を立てると思うので、「プレミアム旅割28」を購入した方が確実ということで、国内線の座席アップグレードでのポイント利用はなかなか難しそうです。

もちろん、プラチナ/ダイヤモンド到達翌年度のアップグレードポイントがたくさんある状態で、海外旅行の予定があるのであればアップグレードポイントでビジネスクラスを利用するというのも良いですが、SFC会員となった翌年以降、年間のプレミアムポイントが10,000~20,000PPだと獲得できるアップグレードポイントは4~8Pなので、そもそもポイントが足りないというケースの方が多くなってしまいそうです。



2. ラウンジの利用(国内線のみ記載)
国内線ANAラウンジ(成田、中部、宮崎の対応施設含む):アップグレードポイント2P
プラチナ/ダイヤモンドメンバー、SFC会員の2人目~4人目の同行者がラウンジ利用時に必要
ブロンズメンバー本人およびブロンズメンバーの1人目~4人目の同行者がラウンジ利用時に必要

私の場合、年に何度か家族揃ってANAを利用することもあるため、SFC家族カードを1枚作りました。そうすることで、本会員、家族カード会員、それぞれの同行者1人の合計4人が国内線ANAラウンジを無料で利用できます。

ANA JCB SFC ゴールドカードなので家族カードの年会費は8,000円+税。SFC家族カード会員本人+同行者1人も国内線ANAラウンジが利用できるので、羽田=新千歳、伊丹、関西、広島、福岡など、発着ともにANAラウンジがある空港の場合、1回の往復で延べ4人がラウンジを利用でき、アップグレードポイントであれば8P消費しなければならないところ、ポイント利用なしでラウンジが利用できてしまいます。

順番が前後してしまいますが、アップグレードポイント1PをANA SKY コイン1,000円分に交換して、航空運賃などに充てることができるので、8Pは8,000円分になります。ANA JCB SFC ゴールドの家族カード1枚の年会費8,000円+税なので、家族カード会員本人+同行者1人がANAラウンジを2回利用すれば年会費分をほぼ回収できてしまうことになります。

もちろん、SFC会員本人、SFC家族カード会員+同行者が3名以上で全員でラウンジを利用したいという場合であれば、2,000マイル消費したり、羽田発の場合はANA MY CHOICEのラウンジ利用料金3,100円を支払ったりするよりはアップグレードポイント2Pの方が良いですが、私の場合はラウンジの利用でアップグレードポイントを使用することもなさそうです。



3. ANA SKY コインへの交換
おそらく、今後は定番のサービスとして継続的に実施されるであろう、アップグレードポイント1PからANA SKY コイン1,000円分への交換キャンペーン。

国内線のアップグレードは9,000円、もしくはアップグレードポイント4Pなので、1Pが2,250円相当になり、座席のアップグレードでポイントを消費できれば良いのですが、1. 座席のアップグレードでも書いた通り、SFC会員になってしまえば国内線は普通席でも何の不自由もないので、アップグレードポイントの現実的な使い道はANA SKY コインへの交換になってしまうと思います。

それでも、今年度は24Pあるので、24,000円相当のANA SKY コインに交換でき、ANA SKY コインで購入した航空券であればフライトマイル、プレミアムポイントも加算されるので、下手に特典航空券で利用するよりもお得になる可能性が高いです。



ということで、アップグレードポイントの使い道はANA SKY コインへの交換という、やや結論ありきの書き方になってしまいましたが、国内線の利用がメイン(ほとんど)で、毎年のようにプラチナ/ダイヤモンドに到達するほど利用機会はないという場合はANA SKY コインに交換し、国内線航空券の運賃に充てるというのが次善の策ということになりそうです。


個人的には、ANAのモデルプレーンが欲しいという気持ちが多少はあるのですが、それをお金で買うのは気が引けてしまうので、アップグレードポイント1Pが900円相当のように、ANA SKY コインへの交換よりレートが下がっても良いので、そういったANAオリジナルグッズや旅行グッズなどのアップグレードポイント限定カタログギフトのようなものがあっても面白いんじゃないかと思います。